坂東玉三郎、能を歌舞伎化 13年ぶり上演「面白さ大事にしたい」

[ 2021年11月11日 05:30 ]

東京・歌舞伎座で12月に行われる「十二月大歌舞伎」の第3部「信濃路紅葉鬼揃」に出演する坂東玉三郎
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 歌舞伎俳優の坂東玉三郎(71)が10日、都内で行われた「十二月大歌舞伎」(東京・歌舞伎座、12月1~26日)の取材会に出席した。

 第3部の「信濃路紅葉鬼揃」に出演。能の演目「紅葉狩」を玉三郎が歌舞伎化した新作舞踊劇で、2008年の京都・南座以来13年ぶりの上演となる。「ずいぶんと前なので結構忘れていました。華やかさ、珍しさ、面白さを大事にしたい」と意気込んだ。能の演目が歌舞伎化されるケースはよくあるが、今作では能特有の精緻な動きも取り入れているのが大きな特長。中村橋之助(25)、中村福之助(24)ら若手俳優が多数出演し、5日から稽古もスタート。「普段慣れない動きなので、若手の皆さんも大変ご苦労なさっています」とその様子を明かした。

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2021年11月11日のニュース