「おかえりモネ」坂口健太郎好演“菅波先生”CP驚く予想以上の反響 再登場トレンド1位「俺たちの菅波」

[ 2021年7月23日 08:30 ]

連続テレビ小説「おかえりモネ」第50話。コインランドリーで百音(清原果耶)とすれ違う菅波(坂口健太郎)(C)NHK
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 女優の清原果耶(19)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「おかえりモネ」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)は23日、第50話が放送され、俳優の坂口健太郎(30)が好演している菅波先生が今月16日以来1週間ぶり(5話ぶり)に「東京編」突入後初登場した。不器用ながらも主人公・百音(清原)を温かく見守る姿がSNS上で大人気。その“らしい言動”は「マジ菅波」と呼ばれ「#俺たちの菅波」のハッシュタグもあるほど。制作統括の吉永証チーフプロデューサー(CP)も「予想以上の反響」と驚き、その理由を分析した。放送終了後には「菅波先生」がツイッターの国内トレンド1位(午前8時22分)に輝いた。

 <※以下、ネタバレ有>

 朝ドラ通算104作目。清原とタッグを組んだNHK「透明なゆりかご」やテレビ東京「きのう何食べた?」などで知られる安達奈緒子氏が手掛けるオリジナル作品。朝ドラ脚本初挑戦となった。タイトルにある「モネ」は主人公・永浦百音(ももね)の愛称。1995年に宮城県気仙沼市に生まれ、森の町・登米(とめ)で青春を送るヒロイン・百音が気象予報士の資格を取得し、上京。積み重ねた経験や身につけた技術を生かし、故郷の役に立ちたいと奮闘する姿を描く。

 坂口が演じるのは、登米の森林組合に併設している「よねま診療所」の若手医師・菅波光太朗。東京の東成大学附属病院に籍を置き、1週おきに登米に通う。当初は地域医療や訪問診療に積極的になれず、常にドライで無愛想。百音ともソリが合わなかったが、ひょんなことから百音に気象予報士試験の勉強を教えることになった。百音が試験に合格した際は一人、ひそかに喜び。“トムさん”ことジャズ喫茶のマスター・田中(塚本晋也)の病気と向き合った経験や百音との出会いから、訪問診療を続けることを選んだ。

 前回登場の第45話(7月16日)、上京する百音の見送り。百音が「本当にお世話になりました。あ、でも、先生とは逢おうと思えば、また東京でバッタリ」とお礼と再会を口にすると、菅波は「人口1300万人ですよ。逢いたい人にそう簡単にバッタリ逢えるような生ぬるい世界ではありません。じゃあ、頑張ってください」と相変わらず素っ気ない。2人の縮まらない関係が焦れったい森林組合の川久保(でんでん)は「最後まで、それだけかよ!」。登米の人たちによる紙吹雪は、まるで2人の結婚式の1シーンのようだった。

 そして、2016年4月、百音は上京。翌日の採用面接の下見をしようと、朝岡(西島秀俊)がいる気象情報会社「Weather Experts」を訪れると、登米で出会った野坂(森田望智)と内田(清水尋也)に再会。いきなりテレビ局「Jテレ」に連れていかれ、朝岡が気象キャスターを務める朝のニュース番組「あさキラッ」の気象コーナーを手伝うことになる。

 第50話は、百音は社長の安西(井上順)から渡されていたパペットを駆使し、莉子(今田美桜)と連携して仙台の強風の情報を伝える。時を同じくして、仙台市に暴風警報が発令される。朝岡の指揮の下、いち早く危機を伝えられ、百音は「気象予報はチーム戦」だということを実感…という展開。

 面接を受けるまでもなく、百音の採用が決定。下宿先の銭湯「汐見湯」に帰ると、大家・菜津(マイコ)からも祝福され、お風呂に入った後、コインランドリーへ。洗濯の間、菅波に採用報告のメールを打つが「菅波先生、東京に来ました。早速いろいろありましたが、おかげさまで無事、朝岡さんのいる会社に採用してもらえることになりました。バイトですけど…。気象の仕事は、まだほんの少ししか見ていませんが、とってもとっても面白そうで、今ちょっと興奮しています。東京に来て本当によかったと思っていいい」と途中、寝落ちしてしまう。

 すると、百音が机の上に突っ伏して寝ているコインランドリーに現れたのが「バッタリ逢えない」と語っていた菅波だった。百音とは気づかず、背後から「すいません、もう(洗濯は)終わりますか?」と声を掛けるが、百音は起きない。菅波は「寝てるし。ダメだ。今日ツイてないや」とコインランドリーを出ていき、2人はニアミスに終わった。

 SNS上には「マジかっ!東京狭すぎだろ!」「菅波先生がこんな近くに」「1300万人の2の確率…世間が狭すぎる!笑」「別れて2日目で1300万の2の奇跡を起こす。これが菅波である」「(『モネ、起きて!モネ、あ~』の語りの)牡蠣ばあちゃん(竹下景子)と全視聴者の気持ちが完全にリンクした瞬間だったw」などの声が相次いだ。

 菅波は登米との1週おきの往復を継続中。制作統括の吉永証CPによると、登米以降の百音の2年間をよく知り、上京後も良き相談相手だが「後々、2人の関係が進展することになります」と予告した。

 菅波人気の最たる例が第38話(7月7日)。新次(浅野忠信)への融資が通らず、新しい船と最愛の妻・美波(坂井真紀)を失った親友を救えなかった2011年10月当時の父・耕治(内野聖陽)の涙を16年1月、試験勉強中の百音は思い出し、今の自分にやれることは何かと自問自答。そこへ菅波から電話がかかってくる。

 百音の悩みもつゆ知らず、菅波は「先日、縄跳びは1日3分跳んでくださいとお願いしましたが、今読んでいる文献の中にオステオカルシンについての記述がありまして、それを踏まえると、1日5分は跳んだ方が効果が期待できると考えられますね。これはすぐに伝えるべきだろうと思いまして」とまくし立てる。「先生、私、気象予報士試験に合格したからといって、何かできるなんて本当は思ってないです。誰かを助けられるとか。でも今は、これをやるしかないんです。すいません、何言ってのか、サッパリ分かんないですよね」と言う百音に、菅波は「ええ、サッパリ分からないので、大変不甲斐ないですが、僕からは建設的な回答は何一つできません。ただ、回答できない分、聞くことはできます。何かありましたか?」――。百音は「跳びます、縄跳び、5分、跳びます」と吹っ切れたように決意。この回のラストシーンとなった縄跳びをする百音の後ろ姿は名場面の1つになった。

 第38話を含む第8週「それでも海は」(7月5~9日)は百音の幼なじみ・亮(永瀬廉)と父・新次、及川家の喪失感と再起を紡ぎ上げた。前半最大のヤマ場となる中、「縄跳び5分」もツイッターの国内トレンドに入る事態になった。

 吉永CPは「視聴者の皆さんも最初は、理屈っぽい菅波先生に対して『この人は一体、何を考えているのか?』と感じたと思いますが、百音や周囲の人たちと触れ合い、菅波先生自身も変わっていきました。飛んでくる柚子が取れない(第41話、7月12日)とか、ウイークポイントもあって、実は人間らしいということが分かってきて、それが菅波先生の魅力を増していると思います。役を離れても、もともと性格も申し分ない坂口さんが演じることで『菅波先生は実はいい人』に説得力があり、それがちょくちょく見えてきたのも視聴者の皆さんにはツボなんじゃないでしょうか。予想以上の反響で、ありがたいことです」と菅波人気を分析した。

 第35話(7月2日)、気象について百音から教わるようになり、師弟の立場が逆転。「この状況は納得いかない」とつぶやき、意地になる菅波の姿も印象的。東京編も、さまざまな表情に期待したい。

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