橋下徹氏 緊急事態宣言再発令で私見 「誰がやっても同じような状況になる」理由

[ 2021年1月22日 14:05 ]

橋下徹氏
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 元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(51)が22日、フジテレビ系「バイキングMORE」(月~金曜前11・55)にリモート出演。11都府県に再発令された緊急事態宣言について語った。

 この日、番組では今月8日に1都3県に発令され、現在11都府県に発出されている緊急事態宣言について、発令するタイミングが「遅すぎたのか?」というテーマで議論を行った。

 橋下氏は「遅い遅いというのは簡単なんですが、良い政治家がいれば適切な判断ができるかといったら僕はそうは思いません」と主張。「今の日本の国にきちんとしたブレーキシステムがないんですよ。ブレーキシステムが壊れているから、たぶん誰がやっても同じような状況になってしまう」と私見を述べた。

 続けて「だからブレーキシステムのどこが壊れていて、どう直すのかっていうことをやるのが政治家であって、ここをやらなかった政治家の責任はものすごく重大」と語気を強め、「4、5、6月の感染者数がちょっと落ち着いたときにブレーキシステムをしっかり作るべきでした」と語った。

 緊急事態宣言を発出したタイミングについては「年末の状況で地域の実情を一番よく分かっている知事たち、市町村長たちで『緊急事態宣言を出してくれ』って言った人、0です」として、「こんな状況の中で菅さんが『俺の言うことを聞け!』って言って緊急事態宣言を出すのはできない」と理解を示した。しかし、問題は「地域ごとに緊急事態宣言を出す法律の根拠がない」ことだといい、「地域できちっと緊急事態宣言が出せる仕組みを作っておけば、政府が重い腰を上げなくてもそれぞれの地域で緊急事態宣言が出せたと思う。ここが最大の仕組みの問題であって、4月5月6月の段階で変えておくべきでしたよ」と持論を展開した。

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2021年1月22日のニュース