草なぎ剛 竹内結子さんは「離れていても心の中にいる方だった…」映画、テレビで何度も共演

[ 2020年9月28日 05:30 ]

主演映画「ミッドナイトスワン」の公開記念舞台あいさつ後に報道陣に対応し、竹内結子さんについて語った草なぎ剛
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 40歳で亡くなった女優竹内結子さんの悲報を受け、多くの作品で共演した俳優の草なぎ剛(46)は27日に行われた映画「ミッドナイトスワン」の舞台あいさつ後に「今でも現実を受け止められていない状況です…」と声を絞り出した。

 草なぎはこの日朝、携帯電話でニュースを見て訃報を知った。「結子ちゃんとは、大きな作品を作り上げた仲間なので、離れていても心の中にいる方だった。悲しい…」と言葉を選ぶように語った。2年前、草なぎの愛犬・クルミが竹内さんと共演するCMを撮影した時が、最後の対面となってしまった。

 2人は、草なぎが主演を務めた03年の映画「黄泉がえり」や、夫婦役で出演した11年の映画「僕と妻の1778の物語」などで共演。フジテレビ「SMAP×SMAP」では竹内さんがゲストに登場することも多く、草なぎは「たくさん素敵な女優さんはいますが、その中でも特に輝いていた女優さんです」と振り返った。

 初めて出会ったのは、97年のフジテレビ主演ドラマ「いいひと。」だった。当時はまだほとんどテレビの仕事をしていなかった竹内さんがゲスト出演した作品で、草なぎは「最初に出会った時から物凄く輝いていました」とその才能を認めていた。

 プライベートでの交流はなかったというが、共に作品を作ってきた同志。「僕と妻の…」の撮影で「しし鍋」を作った思い出を振り返りながら「撮影とそれ以外との隔たりがなく、変わらない方でした。めちゃくちゃ気配りのできる方で、僕のほうが年上なんですが、甘えてばかりでした」と人柄をしのんだ。

 この日、会見に先立って行われた主演映画「ミッドナイトスワン」の公開記念舞台あいさつは悲しみの中で気丈に振る舞った。草なぎは「まだ整理がついていません」と心境を吐露。「ゆっくりと自分の中で“さよなら”という言葉が言える時が来たら、心の中で結子ちゃんに話し掛けたい」と心中を明かした。

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