竹内結子さん、デビュー時に語っていた悲壮な決意 複雑な家庭環境バネにつかんだトップ女優の座

[ 2020年9月28日 06:30 ]

竹内結子さん
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 人気女優の竹内結子さんが死亡したことが27日、分かった。警視庁は現場の状況から自殺とみて調べている。40歳。

 画面が華やぐ演技力、トップを目指す激しさを併せ持った女優だった。

 竹内さんの芸能界入りは、高校入学前の春休みに東京・原宿で受けたスカウトがきっかけ。自ら「王道ですね」と振り返ることもあったが、その後の芸能人生もまさに王道を歩んだ。

 16歳だった96年のフジテレビ「新・木曜の怪談 サイボーグ」のヒロインでドラマ初出演。99年にNHK連続テレビ小説「あすか」で困難にめげず力強く生きる和菓子職人役で主演し瞬く間にトップ女優へ駆け上がった。

 華やかなキャリアを築く一方で、10代の頃に仕事した関係者には「私、ちょっと複雑な家庭なんで戻る場所なんてないんです。だから、この世界で絶対に頑張らなきゃいけない」と話していたという。トップ女優は、自らの境遇をバネにつかんだ居場所だった。

 成功を求める強い気持ちは、激しい感情の起伏としても表れた。映画関係者によると「20代の頃の彼女は、感情を爆発させてみんなが進めてきたことをひっくり返すようなこともあった」という。

 ただ、この起伏が演技の幅を広げ、竹内さんをトップ女優に押し上げた要因でもあった。穏やか、聡明(そうめい)、元気、気配りの人…イメージに幅を持たせ、多くの役柄を演じてきた。自身の性格を「中学入学後に一変して引っ込み思案になったけど、それまではおてんば。男の子とのケンカも絶えなかった」と話したことがある。

 好きな食べ物はビールとギョーザ。酒の強さは有名で、自宅キッチンでお酒を飲むこともあったという。テレビ局関係者は「忙しくても家族のため、できるだけ料理を作るようにしていた。読書など、何をするにもキッチンでやるのが習慣。次男を身ごもる前は、お子さんが寝た後にキッチンで飲んでいたようです」と話した。

 生まれ育った家庭への複雑な思いを胸に、背水の陣で飛び込んだ芸能界で成功をつかんだ竹内さん。昨年2月には再婚し、今年1月に次男が誕生した。前夫との間にもうけた長男は14歳に成長した。最愛の家族を手にした今、なぜ死を選んだのか。謎は深まるばかりだ。

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