シネ・ヌーヴォ ファン出資で誕生した大阪のミニシアター、あす6月1日営業再開

[ 2020年5月31日 15:35 ]

1席ごとに座面を外して営業再開するシネ・ヌーヴォの山崎紀子支配人
Photo By スポニチ

 映画ファンの出資で誕生した大阪市西区のミニシアター「シネ・ヌーヴォ」が6月1日、新型コロナウイルス感染拡大の影響で4月9日から続けてきた53日間の休業を終了し、営業再開する。全69席を半減の35席とし、全席自由席を全席指定席として再出発する。

 ネット購入もできる全席指定席とすることでチケット入手のため並ばずに済み、上映開始前にロビーに観客が集まるのを避けることもできる。感染症対策の半面、採算面には苦しい船出となる。

 支配人の山崎紀子さんは「ワクワクもしているが、(客足は)開けてみなければ分からない。入る作品、入らない作品、それを両立させて回していくのがうちの特徴だった。座席が半減することでミニシアターの良さが少しずつ失われていくかもしれない」との危機感を示す。同館の特徴だった上映作品の多様性は、座席数半減の中、難しいかじ取りを迫られている。

 6月は若手監督の登竜門、1985年のロカルノ国際映画祭グランプリ「山の焚火」で知られるスイス人監督のフレディ・ムーラー監督特集で幕開けし、13日から若尾文子映画祭が7月24日まで続く。同館での若尾特集は実に3回目。「うちで一番上映された女優さんかも。根強い人気があります」と山崎さん。元々4月から5月にかけて予定したがコロナ禍で延期に。偶然にも、営業再開にふさわしい巡り合わせになった。代表作41本のうち代表作「刺青」上演時には86歳になった若尾の最新インタビューが25分間合わせて上映される。

続きを表示

「美脚」特集記事

「嵐」特集記事

2020年5月31日のニュース