尾木ママ、長いブランク…学校再開へ「学力の回復より喫緊の課題は心の問題」

[ 2020年5月31日 19:33 ]

教育評論家の尾木直樹氏
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 “尾木ママ”こと教育評論家の尾木直樹氏(73)が31日、日本テレビ「真相報道バンキシャ!」(日曜後6・00)にリモート出演、新型コロナウイルス感染拡大の影響で休校していた学校の再開について「今は学力の回復より、喫緊の課題は心の問題」と訴えた。

 番組では学校再開時の課題について特集。番組キャスターの福澤朗アナウンサー(56)から「約3カ月のブランクがある子どもたちに今必要なことは何ですか?」と質問を受けると、「子どもたちは心が大変揺れている。学校関係者や教育者は学力の回復について一生懸命考えている。それはあながち間違いではないのですが、今は学力の回復より、喫緊の課題は心の問題。心をどうケアするかが一番大事」と答えた。

 「学校が始まって“楽しみだなあ”と行ってみたら、運動会はない、修学旅行もない、全国大会のインターハイ、高校野球の甲子園もなくなっている。ないないづくしなんです。そんな中で勉強だけ前面に出されてきた時に子どもたちは精神状況がこれまでにないような不安定になってくる。保護者もですが、あまり学力を最初に求めないことが大事かなと思いますね」と持論を述べた。

 また、尾木氏は既に再開している、ある学校の例を挙げて「全国の状況を聞いてみると、再開した学校では初日からテストが続いていると。なぜかと言うと、それは先生たちが意地悪しているのではなくて、大学推薦入試やAO入試とかの書類で1学期の成績もつける。1学期の実績がないから、先生たちは試験をやって根拠になるようなものをつくろうとする」と説明。

 「それも分からなくはないが、考えてほしいのは、子どもたちから見て“先生たちは僕たちのことを分かってくれている味方なんだ。学校は安心、安全なんだ”と分かれば、多少の詰め込み学習に耐えることができる。挑戦心も出てきます。まずは子どもたちの心を受け止めること、(学力回復と)順序が逆にならないようにと思います」と呼び掛けた。

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