岡田晴恵教授 初の1日当たりの感染者数500人超に「最悪のシナリオを回避するため…」

[ 2020年4月9日 11:10 ]

テレビ朝日の社屋
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 感染免疫学、公衆衛生学を専門とする白鴎大学教育学部の岡田晴恵教授が9日、テレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜前8・00)に出演。日本国内で8日に新たに515人の新型コロナウイルス感染が確認されたことに言及した。

 国内で1日当たりの人数が500人を超えるのは初めて。緊急事態宣言の対象となった埼玉、千葉、東京、神奈川、大阪、兵庫、福岡の7都府県で7割以上を占めるなど増加が目立つ。東京都は新たに144人の感染を確認したと発表。5日の143人を上回り、最多となり、このうち感染経路の不明は6割以上の95人だった。

 岡田教授は「1日の検査数は3000件くらいですね、今の日本は。ですから検査がこれだけ絞られている中でこの数字、これは2週間前だと。こういう今の検査態勢だとオーバーシュートが起きても数字にはなかなか反映されないので私たちは気付きにくいと思うんですね」と指摘。その上で「ある日突然、重症な患者さんが病院で急増して気付くっていう最悪のシナリオを回避するためにもこの数値を見る限りもっと自粛をしなければいけない」と警鐘を鳴らした。

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2020年4月9日のニュース