トミーズ雅 生放送で復帰 早期の大腸がんの手術から約2週間で

[ 2020年4月4日 09:30 ]

トミーズ雅
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 早期の大腸がんを患い、手術を受けた人気漫才師のトミーズ雅(60)が21日、レギュラー出演するMBSテレビ「せやねん!」(月曜前9・25)で復帰した。

 冒頭、「おはようございます。せやねん!20年目に入りました。ありがとうございます~!」と笑顔であいさつ。「私は先週と先々週休みまして申し訳ございませんでした。その代わり、やすえ姉さんが間質性肺炎という聞いたことのない病気にかかっちゃいまして、今から2カ月間、入院するんですよね。お姉さん、ゆっくりやってくださいね、席空けてまってます」と自身の復帰と吉本新喜劇の未知やすえ(56)の休養を伝えた。

 その後、「17日に朝9時から手術が始まって、終わったのが晩の11時半。15時間の大手術」と自身の受けた手術について語った雅。大腸内の離れた2カ所のがんを切除する手術に“大阪の名医”のもとで挑んだといい、「35センチ離れたところにあると思っていたら50センチ離れていたんです。大腸というのは1メートル50しかないんです。そのうちの50センチを切った。腸を剥がしていく作業で5時間かかって、“さあ、直腸まで届け!”ってビューンってやったら届いたんです」と熱弁。医師からは「あと5ミリ短かったら、あかんかった」と言われたことも明かし、「今、腸が50センチ足らんので、大腸が余っている人いただけませんか?テレビでも募集して」と“大腸漫談”でスタジオを笑わせた。

 「完全に体重戻りました。10日間、水だけの絶食で10キロ痩せて、そこから10キロ戻りました」と苦笑した。

 雅は3月17日に14時間半もの手術を受けた。がんは大腸内の離れた2カ所にできていたため、患部を含め大腸を約55センチにわたって切除し肛門とつなげた。開腹手術ではなく、腹部にわずかな穴を複数箇所開ける腹腔(ふくくう)鏡、最新鋭の手術支援用ロボットで手術を行った。体へのダメージも少なく、10日間は絶食が必要だが経過は良好で、手術翌日の18日からは歩行のリハビリも始めている。術後の21日に同番組に電話出演し、「めっちゃ元気」と復調をアピール。切り取った患部の病理検査の結果いかんでは、抗がん剤治療も必要ないとし、3月いっぱいは入院の予定としていた。

 雅は昨年11月にも右頭部の動静脈瘻(どうじょうみゃくろう)を患い、手術を受けている。

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2020年4月4日のニュース