エ軍レンドン 4試合出場停止に「理性を失ってしまった」 一触即発の敵地ファンとは電話で互いに謝罪

[ 2023年4月4日 10:51 ]

報道陣の取材に応じるレンドン
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 大リーグ機構(MLB)は3日(日本時間4日)、エンゼルスのアンソニー・レンドン内野手(32)に4試合の出場停止と金額非公開の罰金を科したと発表した。同内野手は異議申し立てをしたため、この日のマリナーズ戦(シアトル)は「4番・三塁」でスタメンに名を連ねていたが、異議が認められたため、出場停止が当初の5試合から4試合に軽減。処分はこの日から適用となり、スタメンから外れた。

 レンドンは報道陣の取材に応じ、自身の行為について「最悪だね。カッとなって理性を失ってしまった。いつもはファンとうまくやれている。ネクストバッターズサークルでファンと話して楽しんでいるのを見たことがあるだろう。だから今日は相手と電話で話して互いに謝った。もう終わったこと。これからもファンとの付き合い方は変らない。ファンから声をかけられたら話す。それはこれからも続ける」とコメント。

 処分軽減に「アピールした。スコット・ボラス代理人が動いて、選手組合がリーグと話した。そして、今日試合に出なければ(出場停止を)4ゲームにできると聞いた」と話した。

 以前にもファンと問題があったことはあったかと質問を受けると「ない。ファンに怒ってはならない。私も他のスポーツのファンだからね。ただ人間なので…」と答えた。

 同内野手は開幕戦となった3月30日(日本時間3月31日)のアスレチックス戦(オークランドコロシアム)後、グラウンドを引き揚げる際に観客と口論。アスレチックスの帽子をかぶった男性の胸ぐらを左手でつかみ「俺に何て言ったんだ?」と激しい言葉で詰問。ファンの男性は試合中から「b」から始まる侮辱用語を使用してヤジを飛ばしていたと見られ、やり取りではレンドンも侮辱用語で応酬した。拡散された動画には言い返す男性に、最後は張り手を空振りする様子まで映っており、大谷、トラウトらのチームメートも後方を通過し、様子を目撃している。

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