無念…レッドソックス・吉田 メジャー初本塁打も乱打戦に敗れ黒星 チームの“9得点記録”もストップ

[ 2023年4月4日 11:11 ]

インターリーグ   レッドソックス6-7パイレーツ ( 2023年4月3日    ボストン )

メジャー初本塁打を放ち、ベンチに用意されたダンベルを掲げ喜ぶ吉田(AP)
Photo By AP

 レッドソックスの吉田正尚(29)が3日(日本時間4日)、本拠地・フェンウェイパークでのパイレーツ戦に「4番・左翼」で先発出場。第1打席でメジャー初本塁打を放つなど、4打数1安打2打点。チームは乱打戦の末、パイレーツに競り負けた。

 1-3の初回1死二塁から、相手先発・オビエドの外角高め直球をフルスイング。打球速度104・6マイル(約168・3キロ)、飛距離390フィート(約118・9メートル)、角度26度の豪快な一発で高さ11.3メートルの巨壁、フェンウェイ・パークの名物「グリーンモンスター」を軽々と越える同点2ラン。ダイヤモンドを一周すると、ベンチに用意されていたダンベルを手に笑顔を浮かべ、古巣・オリックス流で初アーチを祝福された。

 またも“ポロリ”が得点にからんだ。吉田は1日(同2日)のオリオールズ戦で1点を追う9回2死、左翼へ飛球を放った。単純なフライでゲームセットと思われたが、左翼手がまさかの落球。敵失で出塁すると、続くデュバルにサヨナラ2ランが飛び出し、チームは劇的勝利した。この日も初回1死から3番・ターナーの飛球を中堅手・レイノルズが右翼手・スウィンスキーと譲り合ったこともあり、まさかの落球。今度は相手からもらったチャンスを自らが生かし“ラッキーボーイ”となった。

 初回だけで吉田を含め3本塁打が飛び出したものの先発・クロフォードが大乱調で4回までに3被弾し7失点と逆転を許した。吉田は3回の第2打席は投ゴロ、5回は一ゴロ。6回2死一塁では冷静に四球を選んで好機を拡大し、続くデュバルの適時打を呼び込んだ。

 ただ、6-7の8回1死一、二塁の第5打席は一ゴロと凡退。1点差のまま敗れ、メジャー初本塁打は白星に結びつかなかった。

 チームは開幕戦から3戦連続で9得点を記録していたが、この日は6点止まり。開幕から3試合連続で9得点以上をマークしたのは1901年以降、76年のレッズ、78年のブルワーズに次ぎ、3番目のチームだった。

続きを表示

この記事のフォト

2023年4月4日のニュース