楽天が拙攻で今季初の零敗 西武・今井を攻略できず石井監督は「良い投手なので連打は難しい」

[ 2023年4月4日 20:12 ]

パ・リーグ   楽天0―4西武 ( 2023年4月4日    楽天モバイル )

ベンチの石井監督(撮影・篠原岳夫)
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 楽天が本拠地開幕戦となる4日の西武戦で今季初の零敗を喫した。先発・則本は6回で101球を投げ4安打2失点と好投。0―0の5回、先頭・鈴木に与えた四球から1死二塁とされ、児玉に左越え適時二塁打で先制されると、愛斗にも中前適時打を浴び「今日は5回だけですね。もったいないイニングになってしまいました」と悔しがった。

 7回は安楽、8回はドラフト4位・伊藤茉がともに三者凡退に抑えたが、9回からマウンドに上がった同2位・小孫が先頭から3連続四球。1死も奪えずに降板し、0/3回を2失点というほろ苦いデビュー戦となった。

 一方、打線は再三のチャンスを生かせない拙攻の連続だった。相手先発の今井は5四死球と制球を乱し、6回までに先頭打者が5度も出塁したももの得点に結びつけられなかった。初回と2回はともに併殺でチャンスを潰し、3回無死一、二塁で太田が犠打を失敗。最後まで得点を奪えず、2万4365人で満員御礼になった大観衆の前で勝利を飾ることができなかった。

 以下、試合後の石井一久監督の一問一答。

 ──試合を振り返って。
 「相手投手の今井君は良い投手なので、なかなか連打連打は難しい。その中でディフェンスからリズムを作っていくところで(先発の)則本がよく投げてくれたと思います」

 ──今井の荒れ球をとらえるのは難しかった?
 「そこを僕が評論することはないです」

 ──則本の投球は。
 「失点した5回は切れと球威が少しぼやけたところがあった。全体的にみれば6回もしっかり締めてくれましたし、それなりの投球をしてくれたと思います」

 ──伊藤茉が好投。
 「前回は失敗したんですけど、調整するというよりはしっかり向かっていってくれた。今後の登板に向けても大きく変わる部分かなと思います」

 ──小孫はほろ苦デビュー。
 「もう少し精度の高い球、変化球というところが課題になると思います」

 ──声出し応援が再開された。
 「ファンの方が声援をくれる中で、(野球は)失敗するスポーツだけど、戦うという意味ではやっている僕たちが沈むのはあっていはいけない。選手たちもどういう状況でも声を出して前向きにプレーしてくれた」
 

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