ヤクルト 球団タイ記録に並ぶ開幕4連勝!1―0勝利で80年ぶり2度目の“快記録”も達成

[ 2023年4月4日 20:41 ]

セ・リーグ   ヤクルト1ー0中日 ( 2023年4月4日    バンテリンD )

<中・ヤ>6回、村上の先制適時二塁打で生還したサイスニード(左端)を迎えるヤクルトナイン(撮影・椎名 航)
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 リーグ3連覇を狙うヤクルトは4日、敵地・バンテリンドームで中日に1―0と勝利。99年に並ぶ球団タイ記録となる開幕4連勝を飾った。さらに、開幕4試合を終えて失点が合計2点以下だったケースは1次リーグ時代の43年名古屋(0→2→0→0)以来、80年ぶり2度目という快記録も達成した。

 頼れる4番が貴重な先制打を放った。この日も「4番・三塁」で先発出場した村上は、中日先発・大野雄との対戦で2打席続けて凡退。チームも5回を終え、わずか1安打と封じられた。

 それでも0―0の6回、先頭のサイスニードが相手の失策により出塁すると、青木が右前打を放ち1死一、二塁のチャンス到来。3番・山田は一邪飛に倒れたが、村上が大野雄の投じた4球目、137キロのインコースへのツーシームを捉え、やや詰まりながらもあと少しで本塁打という右翼フェンス直撃の適時二塁打。チーム待望の先制点に思わず塁上の村上からも笑みがこぼれた。

 先発のサイスニードは走者を背負いながらも粘りの投球。3回には2死満塁のピンチを迎えたが、ビシエドを143キロのカットボールで右飛に仕留め先制点を与えず。6回81球、打者23人に対し被安打5、奪三振4、与四球1の無失点の力投で勝利投手の権利を手にしマウンドを降りた。

 その後はリリーフ陣が奮闘。7回は石山、8回は清水がそれぞれ3者凡退と好投。9回は“新守護神”田口が締め、3セーブ目をマーク。これでチームの失点は4試合を終えて2点(0→0→2→0)のみ。開幕4試合を終えて失点が合計2点以下だったケースは1次リーグ時代の43年名古屋(0→2→0→0)の1例しかなく、80年ぶり2度目の快記録達成という“オマケ”も付いた。

 村上は9回の第4打席でも安打を放ち、4打数2安打1打点1本塁打と勝利に貢献。バンテリンドームでは昨季13試合で打率・422と大暴れ。本塁打も7本マークし中日トップのビシエド、阿部(現楽天)の4本を大きく上回る活躍をしていた。また、大野雄との昨季対戦成績は11打数3安打1本塁打で打率・273だった。

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