ロッテ・朗希 6日、日本ハム戦で先発!大谷、ダル流スライダーで斬る!

[ 2023年4月4日 05:00 ]

侍ジャパン宮崎合宿でダルビッシュ(左)の指導を受ける佐々木朗
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 WBCで侍ジャパンの世界一奪回に貢献したロッテ・佐々木朗希投手(21)が、6日の日本ハム戦(ZOZOマリン)で今季初登板することが決まった。吉井理人監督(57)が明かした。最速165キロを誇る「令和の怪物」は主力投手として世界の大舞台を経験してさらに成長。WBCに向けて磨いたスライダーを国内でも新たな武器とし、進化した姿を見せつける。

 WBCでさらに世界の注目度が高まった佐々木朗の今季初登板が決まった。いよいよ怪物右腕の高卒4年目が始まる。吉井監督が「順調なので木曜日に投げる予定です」と6日の日本ハム戦での先発起用を明かした。

 侍ジャパンの世界一に貢献して3月23日に帰国し、28日からチームに合流。ソフトバンクとの開幕カードの遠征にも同行し、30日に実戦形式のシート打撃で160キロもマークした。最も心配されるのは準決勝など重圧のかかる2試合に先発したWBCの疲労だが、指揮官は「もう大丈夫」と強調した。

 WBCでは大谷(エンゼルス)、ダルビッシュ(パドレス)、山本(オリックス)と先発最強カルテットを結成。大谷、ダルビッシュからはスライダーの投げ方や握りなどを学んだ。昨季配球は直球とフォークが中心でスライダーは全体の5%。曲がりやすいとされるWBC使用球の特徴を生かすべく練習を重ねて大会期間中も投じたが、再びNPB球への対応が求められる状況で、30日には曲がり幅の大きなスライダーで右打者から空振りを奪うシーンもあった。

 吉井監督は「ワシが教えたスライダーは“プー”やったけど、ダルや大谷に教えてもらったのは良い感じ。まだ確率は悪いけど、武器になるので使ってほしい」と期待する。昨年4月のZOZOマリンは、10日のオリックス戦で史上最年少で完全試合を達成し、17日の日本ハム戦では8回を完全に抑えた。今季初登板で100球前後が見込まれるが、新たな武器も携えた165キロ右腕が、また無双ぶりを披露しそうだ。(大内 辰祐)

 ≪WBCでは2試合に登板≫佐々木朗はWBCでは2試合に登板。1次ラウンド、チェコ戦では先発し3回2/3を2安打1失点(自責0)、毎回の8奪三振。最速は164キロをマークした。スライダーは66球中8球で空振り2、ボール6。準決勝のメキシコ戦では先発し4回5安打3失点。スライダーは64球中4球で、見逃し2、空振り1、左飛1だった。

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2023年4月4日のニュース