【マエケンと一問一答】2年ぶり復帰登板へ「僕自身もいい流れに乗って良いピッチングができれば」

[ 2023年4月4日 07:25 ]

<マーリンズ・ツインズ>キャッチボールをする前田(撮影・光山 貴大)
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 右肘のじん帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)から復帰し、4日(日本時間5日)のマーリンズ戦(マイアミ)で先発するツインズの前田健太投手(34)が3日(同4日)、ローンデポパークで前日調整を行った。

 この日は外野でキャッチボールを行った後、ブルペンでシャドーピッチング。2021年8月21日のヤンキース戦以来の公式戦登板に向けて備えた。

 練習後の前田との一問一答は以下の通り。

 ――久々の登板を前に気持ちの高ぶりは。

 「そうですね、ありますね。開幕戦はやりましたけどカンザスシティーの時はまだ投げないっていうカードだったので。この球場に来て、あした投げるっていうことなので、そういう意味では少しずつですけど高ぶってはきています」

 ――相手打線には元チームメートの手ごわい打者、アラエスも。マーリンズ打線については。

 「いいバッターもたくさんいますし、まあちょっと新しくなっているチーム。対戦の少ないバッターが多いんですけど、アラエスに関しては味方で心強い選手だったんで、敵となるとすごく嫌だなっていうのは感じます。まだ投げてないんで投げてみないと分からないですけど、今年の打席を見てるとやっぱりしっかり打っているんで、1番バッターですし、警戒して投げたいなと思います」

 ――ツインズにいた頃はアラエスと仲が良かったか。

 「仲良かったですね。しゃべってましたし、仲良かったです。ごはんは行ってないですね。僕ツインズに来てからコロナで。20年、21年はコロナで、昨年はフォートマイヤーズにずっといたんで。あまりごはんとかは行けてないんですけど」

 ――オープン戦での復帰登板では周囲が思っているほど感動がなかったと話していた。公式戦はやはり違いがあるか。

 「(オープン戦は)まだスプリングトレーニングっていうか、もちろん実戦登板というか試合なんですけど、僕の中ではまだ練習の延長線上っていうくらいの気持ちだったので。公式戦だったり、こうやってシーズンに入ってから投げるのは気持ちが違うと思います。シーズンで投げてこそ復帰だと思うので、そういう意味では気持ちは全然違うと思います」

 ――相手の先発投手はエースのアルカンタラ。

 「いやあ、それはちょっときついですね。失礼かもしれないですけど、もうちょっとやさしい…一応5番手だったんで、5番目だったので、ちょっと油断してましたね。まあでも相手がアルカンタラっていうことで、僕自身も気持ちが引き締まりますし、そういう意味では1戦目に良いピッチャーと投げ合えるっていうのは逆に良かったんじゃないかなと思います。一段と気が引き締まるというか、気持ちも入ると思うので、しっかりと負けないように投げたいなと思います」

 ――球数の制限は。

 「全然ないですけど、まあ通常通りだと思います。開幕最初の登板っていうのはあまり例年多くは投げないと思うんで、他のピッチャーを見ていてもそうですし。まあみんなと同じくらいかなとは思っているんですけど、それはちょっと試合に入ってみないと分からないところです。特に何球メド、とかそういうのは僕自身には伝えられてないんで、いけるところまでいきたいなとは思っています」

 ――WBCは千賀投手と観戦。昨日の千賀投手の登板後にやりとりは。

 「千賀投手には一応、ナイスピッチング、おめでとうっていうのは伝えさせていただいたというか、送らせていただきました」

 ――どういう経緯で一緒に観戦したのか。

 「僕は近いんで来たんですけど、行こうかなと思っていたら千賀から連絡来て“行くんですか”みたいな感じで連絡をもらって。“行こうと思ってるよ”って言ったら“一緒に行きましょう”みたいな感じだったので一緒に来ました」

 ――その会場で投げる。

 「その時はまだ僕は決まってなかったんで。僕にとっては名前も変わったんで、マーリンズパークっていうイメージしかないんで、そんなにWBCのイメージがすごい強いわけではないんですけど。まあ日本代表が勝ちましたし、千賀もいいピッチングをしたし、僕自身もいい流れに乗って良いピッチングができればいいなと思います」

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