今季初登板ダルビッシュ 5回1失点も救援陣がリード守れず勝利投手の権利消滅 MLB96勝目はお預け

[ 2023年4月5日 07:28 ]

ナ・リーグ   パドレス-ダイヤモンドバックス ( 2023年4月4日    ペトコ・パーク )

ダイヤモンドバックス戦で今季初登板初先発したダルビッシュ(AP)
Photo By AP

パドレスのダルビッシュ有投手(36)が4日(日本時間5日)、本拠地ペトコ・パークでのダイヤモンドバックス戦に今季初登板初先発。5回1失点で勝利投手の権利を得て降板したが、救援陣がリードを守れず初登板初勝利を逃した。チームは逆転負けを喫し、連勝は3でストップした。

 立ち上がり、初登板の緊張からか先頭・ロハスに3球連続ボール。最後は3ボール1ストライクから二塁打を許し、いきなり得点圏に走者を背負った。それでも2死三塁から昨季36本塁打のウォーカーを直球で右飛に仕留めた。

 2回も3者連続四球を与えるなど細かな制球に苦しみ、毎回走者を背負う苦しい投球となり、3-0の5回無死一、三塁からロハスの左犠飛で1点を失った。それでも最少失点で切り抜け、5回91球を投げ3安打6四死球1失点と試合をつくり、勝利投手の権利を持って降板した。

 打線も2回にノラの適時打で先制すると、4回にはMLB現役野手最年長、クルーズがソロ本塁打。5回にはボガーツに2ランが飛び出し、右腕を援護した。

 ただ、5-1の6回、2番手・クリスマットが3失点。5-4の8回に4番手・ガルシアが1死三塁からペルドモのスクイズを一塁手・カーペンターが適時失策。同点に追いつかれ、勝利投手の権利はなくなった。

 ダルビッシュは昨季まで2年連続で開幕投手を務めたが、今季は開幕6戦目。WBCに出場するため、侍ジャパンの宮崎合宿にメジャー組では唯一、初日から参加。大会ルールなどによりWBC前の壮行試合、強化試合には出場できなかった影響もあって調整が遅れた。チームに再合流後はアリゾナ州ピオリアのキャンプ施設で最終調整することを選択。3月30日のマイナーとの練習試合で直球は最速95マイル(約153キロ)をマークするなど公式戦に備えた。

続きを表示

2023年4月4日のニュース