大谷とトラウトの肉体は「両極端」 エンゼルスのトレーナーが語る柔と剛の最強コンビ

[ 2023年4月4日 02:30 ]

ア・リーグ   エンゼルス6―0アスレチックス ( 2023年4月2日    オークランド )

<アスレチックス・エンゼルス>5回、2ランを放ったトラウト(左)を迎える大谷(撮影・会津 智海)
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 エンゼルスの寺田庸一トレーナー兼マッサージセラピスト(45)は、大谷とトラウトの活躍を最も喜んでいる一人だ。WBC決勝での2人の対決には「正直、見たくなかった。どっちの結果になっても…だから」と吐露し「大会に参加したみんながケガをせず帰ってきてくれて良かった」と安堵(あんど)していた。

 11年に高橋尚成氏のトレーナーとしてエ軍入り。高橋氏が移籍した13年以降はチーム全体のケアを担い、現在はトラウト、レンドン、大谷ら主力選手を主に担当する。大谷はWBC決勝翌日の3月22日(日本時間同23日)にアリゾナ州テンピのキャンプ地に再合流。翌23日(同24日)には約4時間、施設内にこもったが「そのうち、3時間くらいはずっと体のケアをしていました。疲れていましたね。あれだけの強度、あれだけ重圧のある場面でプレーしていましたから」と寺田氏のサポートも大きかった。

 トラウトと大谷については「体の使い方も体質も違う。結構、両極端」とし、トラウトは体が硬い部類で「短い距離を素早く動かすことができる。力が伝えやすい」とする。大谷は柔らかい部類に入り「長く引っ張ったほど動かすパワーは増える」タイプだという。

 最強コンビの肉体を誰よりも知る寺田氏。「今年こそポストシーズンに行きたいですね」と2人と同じく勝ちに飢えている。(柳原 直之)

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2023年4月4日のニュース