19歳アッパレ!中日・高橋宏 無安打無得点試合ならずも、100日ぶり白星で立浪監督の期待に応えた!

[ 2022年7月29日 21:18 ]

セ・リーグ   中日9-0広島 ( 2022年7月29日    マツダ )

<広・中>2回2死、松山を二ゴロに打ち取りグラブをたたく高橋宏 (撮影・奥 調)
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 中日の高橋宏斗投手(19)が、29日の広島戦で8回途中1安打無失点でしのぎ、4月20日のヤクルト戦以来、実に100日ぶりの白星。中日では19年9月14日の阪神戦で大野雄が達成して以来の無安打無得点試合とはならなかったが、後半戦開幕投手に指名してくれた立浪監督の期待に応える見事な投球内容だった。

 「自分の投球で何とか勢いをつけられるように、大事にやっていきたい」。その言葉通り、高橋宏は初回から気合十分だった。6回まで無安打投球。2四死球のみで広島打線に二塁すら踏ませなかった。7回も秋山を空振り三振、坂倉を遊ゴロにしとめるなど、中軸を冷静に退けた。8回1死から、小園に中前に落ちる二塁打を許して記録はストップしたものの、110球の熱投だった。

 試合はビシエドが3本塁打を放つなど、大量点差で勝利。9回には根尾も登板し、チームとしても見事な後半戦スタートとなった。

 高橋宏は4月20日のヤクルト戦以来、白星がなく、3連敗中とはいえ、復調気配はあった。7月7日のDeNA戦では、球団日本人最速を更新する158キロをマークして7回無失点に抑えるなど、調子を上げてきていた。防御率も3・06と安定。立浪監督も「試合をつくっている。非常に期待が高い投手なので」と、後半戦初戦に抜てきした理由を明かしていた。

 19歳11カ月。10代での快挙達成だったら、高卒1年目の近藤真一が1987年8月9日の巨人戦で達成して以来だった。そんな快挙は逃したが、今後の飛躍には大きくつながる快投となった。

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