巨人　29、30日のDeNA戦延期　内野手3人のみで申し入れ　感染拡大でダブルヘッダーも視野

＜イースタン　D・巨＞5回、円陣を組む巨人側のベンチには人影が少ない（撮影・木村　揚輔）
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　日本野球機構（NPB）と12球団は28日、オンラインで臨時実行委員会を開き、29日、30日のDeNA―巨人戦（横浜）の延期を決定した。NPBの井原敦事務局長は「（巨人の選手は）試合に出場できる状態の野手は10人にとどまっている。試合中にケガが発生した場合、その時点で試合続行が不可能になるリスクがある」と説明した。故障者を除くと内野手は3人しかおらず、巨人から延期を申し入れた。

　巨人は19～25日に原監督、選手、スタッフ計77人が新型コロナウイルスの陽性判定を受け活動を停止した。症状の治まった選手は随時、個人練習を再開していた。だが、隔離期間のブランクもあり、試合ができるコンディションには至らなかった。20日を最後に試合を行えていない。31日の同戦開催については、29日の調整を見て巨人とDeNAの当該2球団が判断する。

　他球団でもコロナ陽性者が続出。井原事務局長は「ダブルヘッダー実施の検討を始めないといけない」と試合延期が続いた際には、ダブルヘッダー開催を視野に入れるとした。