阪神・梅野 「引っ張っていくと自分にプレッシャー与えて」若手投手に発揮するリーダーシップと包容力

[ 2022年7月29日 05:15 ]

打撃練習をする梅野(撮影・坂田 高浩)
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 阪神の梅野隆太郎捕手(31)が、29日からの首位・ヤクルトとの3連戦へ向けてディフェンス面から勝機を見出す決意を口にした。

 コロナで離脱していた選手も復帰し、ベストメンバーが揃いそうな敵軍。「サンタナも出て、良い選手はいっぱいいるんで、バッテリーが抑えていかないことには勝機がないと思うんで。そこを意識して頑張っていきたい」と正妻らしい言葉で闘志を高めた。

 チームは最大16あった借金を前半戦のラストゲームで完済し、勝率5割に復帰。9試合連続でスタメンマスクを被っている背番号2の貢献も少なくない。「順位(ゲーム差)はこうやって離れているけど、チームとして新たなスタート。ぶつかっていくだけ」と開幕シリーズで3連敗を喫した相手に“2度目の開幕”でリベンジするつもりでいる。チーム防御率、救援防御率ともにリーグトップ。特に若手の躍進が目立つリリーフ陣を女房として引っ張る気持ちは強く持っている。

 「引っ張っていかないといけないと自分にプレッシャーを与えながら」

 22日のDeNA戦では前回登板で救援失敗していた6年目の浜地が快投してリベンジした。梅野は、その明暗分かれた2試合すべてのボールを受けた。「打たれることもあるし、それを引きずって本人が一番緊張してマウンドに上がる。そういう意味ではずっと試合に出てる自分は何とかできることをやる。リベンジすることが大事。失敗を成功に変える方が長いシーズン大事だと思うので。打たれない選手なんていないので」。強いリーダーシップと包容力で投手陣をけん引していく。(遠藤 礼)

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2022年7月29日のニュース