19歳の中日・高橋宏 ノーノー投球、あと5人…8回1死から小園に止められた

[ 2022年7月29日 20:47 ]

セ・リーグ   中日―広島 ( 2022年7月29日    マツダ )

<広・中>8回1死、小園に初安打を打たれたところで降板する高橋宏(左から2人目) (撮影・奥 調)
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 中日の高橋宏斗投手(19)が、29日の広島戦で無安打投球を続けていたが、8回に惜しくも止まった。

 8回、先頭の松山を三ゴロに抑えたが、1死から小園に中前に落ちる二塁打を浴びて無安打投球はストップ。1本目の安打を許した瞬間にベンチから立浪監督が出て、交代を指示し、2番手・藤嶋にマウンドを託した。

 無安打無得点試合を達成していれば、中日では19年9月14日の阪神戦で大野雄が達成して以来の快挙だった。

 後半戦開幕投手に指名された高橋宏は、6回まで無安打投球。2四死球のみで、広島打線に二塁すら踏ませなかった。7回には先頭の秋山を空振り三振に抑えるなど中軸を見事に料理していたが、残念ながら8回1死で記録はストップしてしまった。

 4月20日のヤクルト戦以来、白星から遠ざかっている右腕だが、7月7日のDeNA戦では、球団日本人最速を更新する158キロをマークし、7回無失点に抑えるなど調子を上げてきていた。

 防御率も3・06と安定。立浪監督も「試合をつくっている。非常に期待が高い投手なので」と、後半戦初戦に抜てきした理由を明かしていた。

 ▼中日・高橋宏「7回まで全く気付くことなく、先頭の堂林さんを抑えたところで“あっ、まだヒット打たれていないだな”と思いました。(好投の要因は)コントロールは良くなかったが、真っすぐの強さであったり、スプリットの落ち加減といいますか、その辺は良かった。一番は真っすぐが強く投げられたことです」

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