西武・山川のリーグ一番乗り30号V3ランで首位奪回 混戦パ・リーグに「死んでも優勝したいです」

[ 2022年7月29日 21:49 ]

パ・リーグ   西武5─2ソフトバンク ( 2022年7月29日    ペイペイD )

<ソ・西>4回、3ランを放つ山川。投手・千賀(撮影・岡田 丈靖)          
Photo By スポニチ

 西武が29日、ソフトバンクを5─2で下し、7月18日以来の首位に浮上した。試合前時点で0・5ゲーム差に迫っていたソフトバンクとの首位攻防戦の初戦に勝利に導いたのは主砲の山川穂高内野手(30)だった。

 初回に1死一、三塁から先制の中前打。逆転を許したが、1点を追う4回に同点に追いつき、なお迎えた2死一、二塁のチャンスだった。ソフトバンク千賀の2球目、高めに浮いたカットボールを振り抜いた打球は左翼席に飛び込む決勝3ランとなった。リーグ一番乗りの30号到達となる一発に、山川は「絶対に勝ちたかったでので、テンションを上げて球場に来ました。ストレートを普通に待って、カットボールが甘く来たので、しっかり振り抜きました。打った瞬間行ったかなと思いました」と笑った。

 26日のオールスター第1戦。この日と同じペイペイドームでは、全セ先発の青柳(阪神)から、打球速度180キロをマークする完璧な当たりで左翼席へ運んだ。「(青柳からの本塁打の)感じがすごい良かった。その感覚のままリーグに入れた。この感覚を忘れずにいけたら」。大舞台でつかんだ感覚を手に、後半戦を最高の形で滑り出した。

 首位に返り咲いたが、5位のオリックスまで差はない。混戦を抜け出すには山川の力が絶対に必要だ。「死んでも優勝したいです」。ヒーローインタビューを決意の言葉で締めくくった。

続きを表示

この記事のフォト

2022年7月29日のニュース