落合博満氏 「ありがたいなっていうのが全て」 巨人への思い明かす

[ 2022年7月29日 17:00 ]

落合博満氏
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 現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(68)が29日、自身のYouTube「落合博満のオレ流チャンネル」を更新し、94年から96年の3年間在籍した巨人への思いを明かした。

 スタッフから「巨人の3年間、監督にとってどういう3年間でしたか?」と聞かれると「仕事の場をくれた3年間ですよ」と振り返った落合氏。さらに「だからオレの場合は球団の思い入れとかなんかっていうよりも、ここで仕事とをやらせてくれるんだから、ありがたいなっていうのが全て」と振り返った。

 また「自由契約になって、どこもなければそのまま辞めればいいだろうと思ってたし。あるんだったら話を聞けばいいだろうっていう、そのスタンスには変わりはない」と、自身の選手としての考えを語った。

 監督時代にも「この球団を辞めなきゃいけないんだっていうんだったら、他の11球団あるんだから、それのオファーを待てっていうことは言うよ。で、必要としてる球団があるんであれば、そこでやればいいじゃないか。なにも球団はここだけではないんだよっていうことは常々言ってた」と選手たちに言い聞かせてきた。

 続けて、「だって野球選手は野球取ったら何が残る?ましてや小さい時から、それをずっとやってきて、その世界しか知らないやつに。世間の目って冷たいよ」と笑った。そのため選手たちには「辞めさせられる選手じゃなくて、自分から辞めるって言う選手になれって言うんだわ」と言ってきたことを明かした。

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2022年7月29日のニュース