ヤクルト高津監督 2イニング連続、攻守でリクエスト成功 全セの指揮を執り、後半戦スタート

[ 2022年7月29日 19:27 ]

セ・リーグ   ヤクルト―阪神 ( 2022年7月29日    甲子園 )

<神・ヤ>交代を告げる高津監督(撮影・椎名 航)
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 ヤクルトの高津臣吾監督(53)が後半戦スタートとなった阪神戦(甲子園)で立て続けにリクエストを成功させた。

 3月25日の今季開幕戦に続いて後半戦も開幕投手に指名した先発右腕・小川が初回に3失点。苦しいスタートとなったが、球宴明けのこの日、球宴で全セの指揮を取った高津監督が魅せた。

 まずは0―3で迎えた3回の守備時だった。先頭の近本に2打席連続安打となる右前打を許したが、続く佐藤輝の2球目に近本が二盗を企図。一度はセーフとなった。だが、捕手・中村の好送球もあり、高津監督はリクエスト。審判団によるリプレー検証の結果、判定が覆ってアウトとなった。近本には初回、島田との重盗を許して最終的に本塁に生還されていたが、今度はそれを阻止した。

 そして直後の4回、今度は攻撃時だった。1死一塁から主砲・村上の打球は高いバウンドとなって相手先発右腕・西勇がこれを処理。だが、一塁手のロドリゲスがベースを離れており、西勇の送球を受けたロドリゲスと打者走者・村上の足による“競争”となった。一塁塁審の判定はアウト。だが、これに高津監督が再びすかさずリクエストした。審判団によるリプレー検証の結果、再び判定が覆り、村上はセーフ。ロドリゲスに失策が記録された。

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2022年7月29日のニュース