ENEOS優勝の立役者・度会隆輝が評価急上昇 スカウト絶賛「NPBで首位打者」「天才的」「上位候補」

[ 2022年7月29日 23:00 ]

第93回都市対抗野球大会決勝   ENEOS5―4東京ガス ( 2022年7月29日    東京D )

<東京ガス・ENEOS>6回、3ランを放つENEOS・度会(撮影・久冨木 修)
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 第93回都市対抗野球大会の決勝が29日、東京ドームで行われ、ENEOS(横浜市)が東京ガス(東京都)に5―4で逆転勝ちし、13年以来(当時JX─ENEOS)、最多記録を更新する9年ぶり12度目の優勝を飾った。

 6回1死二、三塁から右越え3ランを放った度会隆輝外野手は橋戸賞(MVP)、打撃賞、若獅子賞に輝いた。高卒2年目でアマチュア野球最高峰の舞台で輝きを放った19歳。高卒3年目を迎える来年はドラフト指名が解禁となる。今大会を視察した日本ハム・坂本晃一スカウトは社会人野球屈指の強打者に対してコメントした。

以下は一問一答


――今大会を通して度会選手の打撃をどう見ましたか。

「やっぱり天才的だと思いますね。打球を遠くまで運ぶ能力がありますし、差し込まれても逆方向に落とす技術もあります。あのバットコントロールは教えてできるものではないですね」
 
――来年のドラフト候補ですが、プロで活躍するイメージはどうですか。

「将来的にはNPBで首位打者を狙える能力を持っていますね」

――今大会で評価に変化はありましたか。

「今大会で評価は上がりましたね。打撃以外でも、社会人野球に入ってから足も速くなっていますし、外野もしっかり守れている。来年のドラフト上位候補に入ってくることは間違いないでしょう」

 ◇度会 隆輝(わたらい・りゅうき)2002年(平14)10月4日生まれ、千葉県出身の19歳。小1から野球を始める。下貝塚中では佐倉シニアでプレーし、U―15日本代表。横浜高では1年春からベンチ入りし、1年夏、2年春に甲子園出場。憧れの選手はヤクルト・山田。1メートル83、83キロ。右投げ左打ち。

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2022年7月29日のニュース