ヤクルト 小川が4回4失点KO 2位阪神との後半戦初戦は苦しいスタートに

[ 2022年7月29日 19:36 ]

セ・リーグ   ヤクルト―阪神 ( 2022年7月29日    甲子園 )

<神・ヤ>4回、ロドリゲス(右)にソロホームランを打たれガックリの小川(撮影・椎名 航)
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 ヤクルトのライアンこと小川泰弘投手(32)が後半戦スタートとなった阪神戦(甲子園)に先発登板。4回7安打4失点KOされ、6月28日の広島戦(マツダ)以来31日ぶりとなる今季6勝目はならなかった。

 味方の初回攻撃がわずか6球で3者凡退に終わったその裏だった。1番・中野、2番・島田、3番・近本に3連打されて1点先制を許すと島田と近本に重盗も決められ、なおも無死二、三塁。4番・佐藤輝は打ち取ったが、5番・大山に中前適時打されて2点目を失うと、さらに6番・糸原の投ゴロ併殺崩れの間にもう1点失い、初回3失点という厳しいスタートとなった。

 2回と3回はともに安打されながらも無失点。だが、0―3のまま迎えた4回だった。先頭の7番・ロドリゲスに1ボール2ストライクから投じた4球目スライダーが中に入り、左翼スタンドへ1号ソロとされ、4失点目。直後の5回、2死走者なしで打席が回ると、代打・坂口が告げられて降板となった。なお、坂口は三邪飛に終わり、この回もヤクルト打線は無得点。5回から2番手として左腕・久保がマウンドに上がった。

 小川の投球内容は4回で打者19人に対して73球を投げ、7安打4失点。2三振を奪い、与えた四球は1つだった。

 6月28日の広島戦(マツダ)では5回8安打3失点ながら打線の援護もあって5勝目をマーク。だが、5回6安打3失点だった7月6日の巨人戦(東京D)では打線の援護に恵まれず。チームが突然のコロナ禍に見舞われた中で行われた14日の中日戦(バンテリンD)は6回で9安打されながら2失点と粘投を見せたが、打線の援護なく今季4敗目を喫した。前回登板した22日の広島戦(神宮)では7回7安打無失点で勝利投手の権利を得ていたが、リリーフ陣が終盤の8、9回で5失点して逆転負け。6勝目が消滅していた。

 なお、阪神戦は5月3日に今季初完封をマークするなど試合前まで16イニング連続無失点中だった。

 ▼小川 後半戦の大事な初戦を任せてもらってチームに勢いをつけるような投球ができずチームに申し訳ないです。
 

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