楽天・黒川の父・洋行氏、社会人野球・SUNホールディングスの監督に就任 奈良県拠点に来春から本格始動

[ 2022年7月29日 16:03 ]

黒川洋行氏
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 楽天・黒川史陽内野手の父で、社会人野球のセガサミー元コーチの黒川洋行氏(46)が株式会社SUNホールディングスの硬式野球部監督に就任することが29日、分かった。同部は埼玉県内でも活動中だが、新たに奈良県内を拠点とするチームを創設。来季から日本野球連盟に加盟する見込みで、激戦の近畿地区から都市対抗出場を目指す。

 「長男(大雅)がミキハウスにお世話になってから、チームが強くなっていくところを間近に見ることができた。改めて社会人野球の素晴らしさを感じていたところに、(監督就任の)お話をいただきました。能力の高い選手を集めるというよりは、センスはあるけど高校、大学で埋もれているような選手たちを育てていきたい。ただ、野球がうまいだけではダメ。野球の前に、一社会人、一人の人間として成長していけるような指導をしていきたいと思います」

 野球一家に新たな夢が加わった。上宮(大阪)で主将を務めていた1993年選抜で優勝。その後、同大、ミキハウスでも内野手として活躍。セガサミーでは7年間にわたりコーチを経験し、DeNA・宮崎敏郎らをプロの世界へと送り出した。長男・大雅は昨年、ミキハウスに入社して2年連続の都市対抗出場。次男・史陽は楽天で、三男・怜遠は日体大1年で白球追う。

 「子供たちからは“頑張ってくれ”と。社会人のステージは最後の野球人生になる子が多い。だからこそ、その最後を野球が好きなまま終わってほしい。“このチームで野球をやれて良かった”と思えるようなチームにしたい。甘い世界でないことは分かっていますが、やるからには3年ぐらいで都市対抗出場を目指します」

 8月30日に、くらスタ堺でトライアウトを行い、来春から本格的な活動をスタートさせる構え。自身、そして長男も踏みしめた聖地・東京ドームへ、チームを導く。

 ≪トライアウト実施≫トライアウトは8月30日の午前8時から受付開始。実施内容は30メートル走、遠投、実技。申込み期限は8月21日午後5時まで。詳細、エントリー方式はは同社公式サイトにて。

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