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落合博満氏 星野監督との不仲説を語る 信子夫人「周りがね、なーんかどうのこうの言っちゃって」

[ 2022年7月6日 17:10 ]

落合博満氏
Photo By スポニチ

 現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(68)が6日、自身のYouTube「落合博満のオレ流チャンネル」を更新。中日移籍時の星野仙一監督との“確執”“不仲説”について、信子夫人とともにはっきりと答えた。

 1989年始めから世間をにぎわせた落合氏の“星野監督批判報道”。88年ごろから一部でささやかれていた2人の不仲説が報道をより加熱させた。そして長らく語られてきた落合氏と星野さんの確執は本当にあったのか。落合氏は「仲が良いも悪いもない」と語り、信子夫人は「それは絶対ない」と世の中の“不仲説”を否定した。

 夫人はあるパーティーでのエピソードを話し始めた。

 「たまたま星野監督と一緒のパーティーがあり、気がつかなかったところに友人から星野監督がいることを知り『あっ!本当』ってなって、すぐに席を立って『あなたは黙っててもいいから、私がちょっとごあいさつしたいから2人で行きましょ』って」

 落合氏と2人で監督の席にあいさつに行った時のことを紹介。続けて「『失礼いたします。落合の家内です。主人が打てないから、ちょっと今回ね、本当に申し訳ありません。優勝も逃したし』っていうような話を私がしたら…」と夫人らしい言葉で、夫が優勝に貢献できなかったことをわびた。そこで星野監督から帰ってきた言葉は温もりのある言葉だったという。

 「監督が“いやっ、あのね、落合一人のせいじゃないんだよ”って。『でも4番だったり、その辺で打てないのでね。本当に本人も気にしています。申し訳ありません』って私が言ったら、この人も頭を下げてね。そしたら星野さんが“いやいや、調子悪いとか、そういう時に使った俺が悪いんだよ”。監督が“俺が悪いんだよ”っておっしゃったの。それでこの人も頭下げて」と振り返る。夫人は表面上はともかく、心の底では野球人として通じる部分があったと確信する。「だから皆さんが騒いでいるような不仲だ、何だってね、それは絶対ないですよ。とても良い方だったし、良くしてくれたしね」と語気を強め、断言した。

 「大事な試合終わっても、私も『お疲れさまでした』って。なぜって私の本(悪妻だから夫は伸びる)の推薦文も星野さんが書いてくださってるのよ。だから私は絶対にごあいさつだけはっていうのがあるので。だからシーズンを通してお疲れさまでしたっていうふうにお電話するとね、星野監督が奥さんを呼んでね“おーい、オチのかあちゃんが電話だよー”って。和やかでしたよ」と遠いながらも鮮明な記憶をたどり、目を細める。「とても良い方よ。それをみんな周りがね、なーんかどうのこうの言っちゃって。この人もまた『そこは違うよ』って言う人じゃないのでね。だから暗黙の仲で星野さんも落合も理解してたはず」。いちいち噂を否定しない夫の性格が“不仲説”の一因になったと分析し、さわやかに笑った。


 落合氏も実際の関係として「話する接点ってそうはないもん、監督と選手っていうのは。だから仲が良いも悪いも関係ないんじゃないか。うん」。ここで信子夫人が再び「仲は悪くないのよ」と話すと「別にオレ、誰とケンカするってことはないから。平和主義者だから。だから周りで誰と誰がケンカしてるとか仲悪いとかいうけども、オレ一切、そういう付き合いしたことないもん」とニヤリ。夫人は「物静かで、あんまり反応がないのよね。だからマスコミがちょっとちょっかい出したくなるかなっていうのがあるかもね。性格的におとなしいのよ」と一言。落合氏の一番の理解者の言葉に落合氏もスタッフも大きくうなずいた。

 星野監督との違いについて問われた落合氏は「あぁ、タイプが違う。向こうはよく言われたけれども“野球の監督より政治家になった方がいいじゃねぇか”っていうふうに言われた人だからね」と淡々と語った。「ナベツネさんが言ったくらいで“落合が政治家(になるのは)無理だ”って言ったくらいだから」と性格的には“真逆”とも言える2人だったと振り返っていた。

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