カブス・誠也 復帰戦サヨナラ負けも穏やかな表情に見た責任感

[ 2022年7月6日 02:30 ]

ナ・リーグ   カブス2―5ブルワーズ ( 2022年7月4日    ミルウォーキー )

ランニング本塁打を放ったカブス・鈴木(AP)
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 【記者フリートーク】勝てば笑顔、負ければ不機嫌。選手はチームの勝敗で試合後の表情は大きく変わる。4月10日の同じブルワーズ戦。カブスの鈴木は本拠地シカゴで豪快に左中間へメジャー初本塁打を放った。景気のいい話が聞きたくて試合後のクラブハウスへ向かったが「負けたので、うれしさはない」。近寄り難いオーラだった。

 39日ぶりの復帰戦では自身のランニング本塁打で一時勝ち越しながらもサヨナラ負け。ただ、今回は穏やかな表情で話した。「今日は久々のメジャーの試合だったので、楽しみながらやろうと決めて入った一日。そういう意味では良かった」。勝敗以前に、プレーできないことが選手には一番つらい。責任感の強い選手なら、なおさらだ。鈴木の表情を通して、それを再認識した。(大リーグ担当・笹田幸嗣通信員)

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2022年7月6日のニュース