巨人 劇的サヨナラ!延長10回、吉川「気持ちで打った」 ヤクルトのカード勝ち越し記録阻止

[ 2022年7月6日 22:03 ]

セ・リーグ   巨人4―3ヤクルト ( 2022年7月6日    東京D )

<巨・ヤ>延長10回、サヨナラ打を放ち祝福される吉川(右から3人目)(撮影・光山 貴大)
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 勝つ!勝つ!勝~つ!巨人は長嶋茂雄終身名誉監督が見守った一戦で、首位ヤクルトに延長10回サヨナラ勝ちで連勝。貯金3でゲーム差を11・5とした。チームは8カードぶりの勝ち越しとなり、これで3連勝。ヤクルトのプロ野球新記録となる15カード連続勝ち越しを阻止した。

 延長10回、7番手・鍬原が先頭の村上を三振に斬りこの回を無失点に抑える。するとその裏、ここまで防御率0.00で昨年3月までチームメートだった5番手・田口から、いずれも途中出場の八百板と増田陸が四球を選んでサヨナラ機をつくる。そして2死一、二塁から吉川が田口の4球目のスライダーを捉え、左中間に劇的なサヨナラ二塁打。吉川にとって20年9月22日の広島戦以来2年ぶり自身3度目のサヨナラ打、延長では初となった。巨人が連勝し、ヤクルトのカード勝ち越し記録を阻止した。

 殊勲の吉川は試合後「気持ちで打ちました」と興奮気味に話した。

 長嶋茂雄終身名誉監督がネット裏から見守った一戦。“教え子”の中田が2回、1死走者なしでヤクルト先発・小川の145キロ直球を左翼スタンドに放り込む8号ソロを放ち、1点を先制する。

 その後1-1と同点に追いつかれるが、4回1死走者なしで大城がプロ初の3戦連発となる勝ち越しの6号ソロを放ち、再びリードを奪う。5回には1死走者なしで4番・岡本和が21号ソロを左翼スタンドに叩き込み3-1とリードを広げた。

 先発・メルセデスは打たせて取るピッチングで6回6安打1失点と先発の役割を果たした。しかし8回、4番手・平内がオスナに適時打を打たれ3-2とされると、5番手・今村も適時打を許し再び同点に。メルセデスの6勝目が消えた。

 9回、6番手として大勢が登場し3者凡退に抑える。その裏、2死一、二塁とサヨナラ機を迎えるが、湯浅が三振に倒れ延長に突入した。

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