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巨人・平内 絶対的セットアッパーへの道「毎日が勝負」

[ 2022年7月6日 08:30 ]

力投する巨人・平内
Photo By スポニチ

 苦しむ巨人投手陣で、もがきながらも椅子をつかみかけている男がいる。20年のドラフト1位・平内龍太投手(23)だ。ここまで31試合に登板し、3勝3敗、防御率3・68。新人守護神の大勢につなぐ「8回の男」として期待される。

 「投げさせてもらえるだけでありがたい。僕には毎日が勝負なので」。5月7日のヤクルト戦の8回2死満塁。打者・青木の場面で救援し、無失点。4点ビハインドだったとはいえ、追加点を取られたら試合が決まってしまう場面での登板だった。その翌日にこう言った。

 4月21日の広島戦で待望のプロ初勝利。その試合ではファンの予想を良い意味で裏切った。2点を勝ち越した直後の登板。本拠・東京ドームからはそれまで失点を重ねてきていた平内の登板に驚きの声が漏れた。2回を完全投球。点の取り合いだった序盤の流れを断ち切った。「やっと抑えられて勝ちもついてくれて、よかった」と安堵(あんど)するとともに「こういう場面で投げさせてもらえるのが、まずうれしい」と起用を意気に感じていた。

 失敗を糧にしてきた。6月26日のヤクルト戦では、同点の8回に登板し、村上に決勝3ランを被弾。7月2日の広島戦では同点の9回に、マクブルームにサヨナラ2ランを浴びた。それでも、翌日の同戦では3人をピシャリ。武器である力強い直球を、ストライクゾーンにどんどん投げ込んでいく姿に「やられたらやり返す」という強い気持ちを感じた。

 仲の良い後輩の活躍も刺激になっている。大勢は同じ兵庫県出身。ドラフト1位の後輩でもある。「セーブシチュエーションで抑えてくれている。何とかそこにつなげれたらと思ってブルペンで投げています」と平内は言う。原監督も「大勢と共にね、2人でしのぎを削り合いながらね、いいライバル関係でやってくれればいい」と相乗効果に期待している。

 痛打を浴びる日もあり、まだ勝ち取ったわけではない。だが、平内は分かっている。「そういうポジション(8回)をもらえればうれしいですけど、今はそれよりも与えられた自分の仕事をするというのが一番」。毎日、必死に腕を振っている。(記者コラム・小野寺 大)

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