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落合博満氏 89年“舌禍事件”退団引き留め3選手に「帰れ!」星野監督との知られざるケジメの場

[ 2022年7月6日 17:05 ]

落合博満氏
Photo By スポニチ

 現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(68)が6日、自身のYouTube「落合博満のオレ流チャンネル」を更新。1989年の初めに起きた“星野監督批判騒動”の仲介に来た中日のレジェンド3選手に放った強烈な言葉と、その後にあった同監督との知られざるやり取りを語った。

 1989年年始にマスコミが大きく報じた落合氏の“舌禍事件”。その発端となった体重制限オーバー騒動について当時、報道では罰金は89キロ(落合氏は制限90キロ)でクリアしたとされた。ギリギリで…の印象が残るが同氏は「いやぁ、86キロぐらいだよ。オレ、オフ体重変わんないもん」と「数字」について完全否定。信子夫人も「運動もするしね。プールの中でね。トレーナーも自分のお金で付けていたので」と振り返った。

 突如、降って沸いた“星野監督批判”騒動。夫人は仲介のため、落合氏のもとを訪れたレジェンド達への感謝を口にする。「皆さん、飛んできてくれたのよね、選手が。あの時、宇野さんと、誰でしたっけ。3人ぐらい」。当時、中日の選手会長だった宇野勝、副会長の小松辰雄、元選手会長の鈴木孝政。チームの中核をなす3人が、はるばる昼神温泉まで“引き留め”のために足を運んでくれた。

 信子夫人「そう!それでこの人が!」

 夫人の一言に促されるように、落合氏は鮮明な記憶をたどっていく。

 落合氏「『お前ら何しに来たんだ、帰れ!』っつって」

 信子夫人「オレは大丈夫だからって。俺は辞めないから大丈夫だからって。あれはありがたかったね」

 落合氏「星野さんに言われてきたんだろ。“何とかなだめてこいっ”ていうような形で。『お前ら何しに来たんだよ、帰れ!』っつってそのまま帰したけどね」

 信子夫人「それで稲尾さんがね、電話くださって“そういうこと(星野監督批判)言った、言わないってなってないよ”と。ただ“お前が行って謝罪しろ”と。一応ね。形だよ」

 落合氏「だから形を丸く収めたっていうだけのことだよ」

 その後、星野監督とは「お互いに謝ったよ」と明かし、落合氏は「『このたびは申し訳ありませんでした』っていうこと。星野監督は“いや、俺も悪かったな”っていうようなことで、話は丸く収まったけどね」とやり取りを明かした。お互いに謝罪したことは表に出ていないことをスタッフに聞かれると「こんなもん表に出したって面白くも何ともないじゃない!マスコミ的に。マスコミ的にケンカしてるから(新聞が)売れるんであってさ、ふふふふふ」と意味ありげな笑みを見せ「和解したって何にも面白味もないだろ!」と芯を付くツッコミでスタッフを苦笑いさせた。

 <星野監督批判報道>1989年1月17日に落合氏が愛した長野県の昼神温泉での単独自主トレ初日終了後、報道陣に語った「体重計に俺は乗らない」「4月の開幕までに何とかすればいい」といった“オレ流調整宣言”に加えて、「昔の選手は早い時期から誰も動かなかった。そんな人間が(1月)10日ぐらいから“動け”って…昔、やってなかった人ほど指導者になったら、そういうことを言う」といった発言がマスコミに大きく取り上げられた。落合氏自身「星野監督」とは一度も言っていないが“監督批判”と報道され、野球ファンのみならず、世間的にも大きな影響を与えた。当時、2人の確執や不仲説がまことしやかにささやかれていたこともあり“舌禍事件”として連日、大きく報道された。

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