阪神・近本 偉業達成へ地元・淡路島が祝福スタンバイ NPB記録達成なら庁舎に横断幕作成プラン

[ 2022年7月6日 05:15 ]

リラックスした表情で練習を行う近本(撮影・北條 貴史)
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 阪神・近本の出身地である兵庫県淡路市が、偉業達成を心待ちにしている。球団記録となる30試合連続安打へあと「1」。プロ野球記録の79年高橋慶彦までも、あと4試合に迫っているだけに、同市の担当者は祝福の準備におわれているという。

 「(プロ野球)記録達成のときには庁舎に懸垂幕か横断幕をしようか検討している。作製に取りかかろうと思っているところです」

 庁舎に掲げる横断幕を初めて作製するプランが浮上。これまでもリーグ新人最多安打の更新、2年連続の盗塁王、ゴールデン・グラブ賞など、数々の功績を残してきたが、プロ野球記録となれば力の入れ具合も変わる。記録達成時には「淡路市の公式ラインでお知らせしていきたい」と速報も手掛ける予定だ。

 注目度は高まるばかりだ。昨年から本格的に行っている、甲子園開催の試合に市民を招待する『近本シート』。応募は毎月500件を超えているといい、反響の大きさは言わずもがなだ。

 淡路市スポーツ親善大使を務めるなど、近本はかねて「淡路の人たちに喜んでもらえるよう、頑張りたい」と活躍を誓っていた。今回の記録に関しては「全然気にしていない」と平常心。6日の広島戦でもやるべきことは変わらない。地元の応援を力に変え、歓喜の「H」ランプを灯す。(長谷川 凡記)

 《球団3人目の新人から4年連続100安打目前》近本は6日の広島戦で、新人から4年連続での100安打を狙う。目下99安打で大台到達へあと1。入団から4年連続での達成となれば、球団では後藤次男(1948年~52年=5年)、吉田義男(1953年~60年=8年)に次ぐ3人目の記録となる。井上ヘッドコーチは「(近本は)マイペースだから。自分で(考えて)やってきているし、心配していない」と信頼感を口にした。

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2022年7月6日のニュース