ヤクルト2位の明大・丸山が逆転サヨナラ打 優勝へ望みをつなぎ「涙がちょっと出た」

[ 2021年10月24日 20:42 ]

東京六大学野球第6週第2日   明大5―4立大 ( 2021年10月24日    神宮 )

9回2死二、三塁、逆転サヨナラ2点適時打を放ち、ガッツポーズする明大・丸山(撮影・木村 揚輔)
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 2回戦2試合が行われ、明大はヤクルトからドラフト2位指名された丸山和郁外野手(4年)が逆転サヨナラ打を放ち、優勝への望みをつなげた。

 1点を追う9回2死二、三塁。自身が凡退すれば優勝の可能性が消滅する。打席に歩を進めながら、丸山は自らを奮い立たせた。

 「ここで打たなければ、キャプテンじゃない。男じゃない」

 迷いなく初球を振りにいった。狙い球の直球ではなかったが、「甘く来たので、真っすぐのタイミングでスライダーを打てた」。舞い上がった白球は前進守備の中堅手を越え、2走者が生還した。

 歓喜を爆発させた明大ナインが一塁側ベンチから飛び出し、丸山をねぎらうと、主将は思わず目頭が熱くなった。消えかけていた優勝への道のりは、ギリギリで残された。「勝てたことが本当にうれしかった。涙がちょっと出たんですけど、優勝の時に取っておきます」と前を向いた。

 優勝するためには、26日と翌27日の法大戦は1試合も負けることが許されない。「明治といったら元気と粘り、気合と根性。気持ちを前面に出してやっていきたいです」。プロ入り前の最高の置き土産にする。(柳内 遼平)

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