工藤ソフトバンクCS消滅…2軍監督から昇格の藤本新監督で来季再出発 小久保ヘッドコーチは2軍監督に

[ 2021年10月24日 05:30 ]

パ・リーグ   ソフトバンク1ー8楽天 ( 2021年10月23日    楽天生命パーク )

<フェニックス ソ・西>勝利を挙げ、ナインを出迎えるソフトバンク・藤本2軍監督(左端)
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 ソフトバンクが今季限りで退任する意向である工藤公康監督(58)の後任として藤本博史2軍監督(57)に監督就任を要請することが23日、分かった。有力候補に挙げられていた小久保裕紀ヘッドコーチ(50)は2軍監督に配置転換となる。チームはこの日の楽天戦に敗れて4位が確定し、クライマックスシリーズ(CS)進出の可能性が消滅。来季は新体制でV奪還を目指す。 

 CS進出を争っていた楽天に大敗し、4位が確定した。Bクラスでシーズンを終えるのは2013年以来8年ぶりの屈辱。成績不振の責任を取り退任の意向を固めている工藤監督は「監督である僕の力不足」と話した。

 5年連続日本一を目指した戦いが終わりを迎え、今後はチーム再建へ新体制づくりを急ぐ。この日、藤本博史2軍監督が昇格することが判明した。南海、ダイエーなどでプレーした藤本2軍監督は98年に現役引退し、11年に2軍打撃コーチにとしてソフトバンクに復帰。当時ルーキーだった柳田らを指導するなど、若手の育成に手腕を発揮してきた。

 チームは主力の野手の年齢が上がり、過渡期を迎えている。この日の楽天戦も今季を象徴するように、得点はデスパイネのソロ本塁打による1点に終わった。今シーズン通して課題だった打力強化は急務。リチャードや三森を1軍に戦力として送り込んだ藤本2軍監督の指導にかかる期待は大きい。

 また、後任の有力候補だった小久保ヘッドコーチが来季の2軍監督を務めることも分かった。今季は打撃部門を担当したが、作戦面などで経験不足は否めなかった。球団は将来的な監督候補という認識を変えておらず、2軍で采配に磨きをかけさせたい意向だ。代わりの1軍ヘッドコーチは、19、20年に同職で工藤監督を支えた森浩之3軍監督が最有力候補として挙がっている。

 藤本、小久保の新体制はシーズン終了後にも正式に発表される見通し。この日、宮崎でのフェニックス・リーグ西武戦(南郷)後に取材に応じた藤本2軍監督は「光栄なことやけど俺は何も聞いてないけどね。名前が出るだけでもありがたいことやけど」とし、「4位で終わるチームじゃない。選手層を見ても来年また強くなるでしょう」と続けた。勝率5割未満に終わるのも最下位に終わった08年以来、13年ぶり。この悔しさを糧に、常勝ホークス復活へ新体制で再スタートを切る。

 ◇藤本 博史(ふじもと・ひろし)1963年(昭38)11月8日生まれ、大阪府出身の57歳。天理から81年ドラフト4位で南海(現ソフトバンク)入団。98年途中にオリックスへ移籍し、同年限りで現役引退。通算成績は1103試合で打率.235、419打点、105本塁打。11年に2軍打撃コーチとしてソフトバンクに復帰し、2、3軍監督、1軍打撃コーチなどを歴任。右投げ右打ち。

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