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西武・栗山 01年たった4人の少数精鋭ドラフト 元取締役編成担当の浦田氏 反対押し切って指名

[ 2021年9月5日 05:30 ]

西武・栗山 通算2000安打達成

01年12月の西武入団会見。(左から栗山、細川、伊原監督、中村、竹内)
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 ちょうど20年前の2001年のドラフト会議。西武は栗山巧を4巡目で指名した。2巡目は中村剛也で、同年は自由獲得枠を含めてわずか4人の少数精鋭だった。栗山を指名した理由について当時の球団関係者に聞いた。

 4分の2。西武の01年ドラフト会議指名選手は4人のみ。そのうちの2人が、中村と栗山だった。

 当時、取締役編成担当の浦田直治氏(84)は「少数精鋭。使える選手を指名した」と振り返る。スカウト部長だった楠城徹氏(70=九州国際大付監督)も「3~5年先を見据えた戦略で、それに合致した指名だった」。それから20年が。高卒で同学年の2人は長きにわたり中心選手として活躍する。そして、栗山は球団生え抜き初の通算2000安打を達成した。

 当時のスカウト会議。左打ちの外野手でめぼしい選手がいなかった。そんな時、浦田氏は関西地区担当の鈴木照雄スカウトから「ぜひ見てください」と「栗山巧」という名前を伝えられた。チームに同行していた浦田氏は、大阪遠征の際に育英まで足を運んだ。練習、試合を見て「これならレギュラーになれる」。それが第一印象だった。

 「やっぱりバッティング。大きいの(長打)はないが、打撃がうまかった。足も肩もある。これなら使える、と」。楠城氏も「広角に打てる打撃で、アベレージタイプだと思った。中村は長距離砲。その意味のバランスも考えた」と振り返る。ドラフト会議の際は無名ゆえにスカウトの中には指名に反対する声もあった。それでも浦田氏は「指名しろ」。4巡目。鈴木照スカウト、浦田氏、楠城氏らの眼力に導かれ、栗山は西武に入団した。

 あれから20年。ドラフトの4番目以降の指名(ドラフト外含む)で2000安打を達成したのは10人目だ。「2人ともよう長いことやってるなあ」と懐かしそうに話す浦田氏は、栗山に「おめでとう。長くやったたまものだな」と祝福の言葉を贈った。

 《自由獲得枠で細川亨を指名》01年当時のドラフトは自由獲得枠を2枠使用すると1~3巡目の選択権がなくなり、1枠使用なら1、3巡目の選択権がなくなる方式。西武は同枠で細川亨を獲得して2巡目で中村、4巡目で栗山、5巡目で竹内和也を指名した。同年は他に石川雅規(青学大)が自由獲得枠でヤクルトに、杉内俊哉(三菱重工長崎)が3巡目でダイエー(現ソフトバンク)に入団した。

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