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天敵打った!阪神・梅野 首位奪回につながる巨人・高橋から価値ある2ラン「一気に流れ持ってこれた」

[ 2021年9月5日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神4-3巨人 ( 2021年9月4日    甲子園 )

<神・巨(17)> 5回1死一塁、逆転2ランを放ちバットを高々と放り投げる梅野(撮影・大森 寛明)
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 天敵から放った阪神・梅野の貴重な一発が首位奪回につながった。1点劣勢の5回1死一塁、2ボールから高橋の144キロ直球をフルスイング。打球速度161キロ、角度26度の放物線は127メートル先の左翼スタンドに着弾し、7月1日以来の3号2ランとなった。

 「打った瞬間“入ったな”と思った。久々の手応えだった。接戦をどう取っていくかというのは自分たちの永遠のテーマ。バチバチ意識していかないといけない巨人なので。一気に流れを持ってこれたので、いい試合になったと思う」

 ただの本塁打ではない。高橋とは試合前まで今季4戦し4勝を献上していた難敵で、甲子園での3試合は19イニングで1点も取れていなかった。この日も4回まで0行進しており、通算24イニング目での初得点。今季もまだ2、3度の対戦が予想されるだけに、本塁打による得点とはいえ、打って大きな壁に風穴をあけたところに価値がある。

 虎の正妻、そして東京五輪金メダリストとしての意地もあった。五輪後は試合前まで51打数12安打(打率・235)と不振。前日はスタメンも明け渡したが、結果で存在感を示した。

 守りでも4投手の持ち味を引き出した。1点劣勢の7回は1死一塁で登板した2年目・及川を強気のリードで引っ張った。2死満塁から代打・中島の場面ではマウンドで「しっかり思い切って腕振って強い気持ちでこい。受け身になるな」と若い左腕を鼓舞。低めの変化球で空振り三振に仕留めると梅野もグッと拳を握った。

 「この勢いは必ず明日にもつながると思う。秋山なので自分自身も引っ張っていけるように。週の最後を全員野球でやっていきたい」。頼もしい扇の要は本塁も首位の座もがっちりと死守するつもりだ。(中澤 智晴)

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