若菜嘉晴氏 5回の猛攻つなげたリチャードの四球と上林のバント 若手の必死なプレーが白星呼んだ

[ 2021年9月5日 07:00 ]

パ・リーグ   ソフトバンク11-4オリックス ( 2021年9月4日    ペイペイD )

<ソ・オ(19)>ポーズを取る(左から)甲斐、リチャード、牧原大(撮影・中村 達也)
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 【若菜嘉晴 視点】ソフトバンクの5回の攻撃は無死一塁からリチャードがしっかり四球を選んだのがポイントとなった。続く上林もバントをきっちりと三塁線へ転がし、内野安打という最良の結果となって一挙8点につながった。

 引き分けでも自力優勝の可能性が消滅するという瀬戸際に立たされた中、若手が必死になってプレーし、白星を引き寄せた。今季の戦いであまり伝わってこなかった選手の懸命な姿が見られた気がする。3回には1死一塁から牧原大がフルカウントから6球続けてファウルで粘る場面があった。結果は三ゴロだったが、この球際の粘りが5、6回の2打席連続適時打を生んだ。

 負けられない戦いとなってチームがようやく大事なものを取り戻した感がある。5日も勝てば首位と4ゲーム差。粘り強く戦っていけば、勝負はまだまだ分からない。

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2021年9月5日のニュース