今春選抜4強の天理が秋初戦で21点大勝 元Jリーガーを父に持つ4番・内藤がV打&チーム1号

[ 2021年9月5日 14:54 ]

秋季近畿地区高校野球大会奈良県予選2回戦   天理21ー0高取国際(5回コールド) ( 2021年9月5日    佐藤薬品 )

<天理・高取国際>2回2死、左越えへソロ本塁打を放ち笑顔で三塁ベースを回る天理・内藤大翔
Photo By スポニチ

 今春選抜4強の天理が新チームでの秋初戦を迎え、高取国際に5回コールド21―0で大勝。「4番三塁」に座った内藤大翔(2年)が初回1死二、三塁から先制の決勝2点打を左前へ運ぶと、2回2死無走者では新チーム公式戦1号、自身高校通算15号となる左越えソロを放ち、3打数3安打4打点でチームをけん引した。

 「チームとしてまだまだ守備もバッティングも穴があると感じたので、次の試合に向けて修正していかないといけない。自分が良くても、チームが良くないと意味がない」

 父は96年に鹿島のDFとして全試合に出場し、初のJリーグ年間優勝に貢献した就行さん(現J3宮崎監督)。4日、八戸に1―0で勝利した父から「責任、背負うものがあると思うけど、自分らしく思い切りプレーしてこい」と激励されていた。いつも連絡するより先に、結果を知ってくれているという。多忙のため今夏の奈良大会も1度しか応援に来られず、今秋も難しいというが、試合のたびに電話で話し「良かったときは褒めてくれるし、悪かったときはアドバイスをくれる」と心の支えになっている。

 プロとアマチュアの違いはあっても、勝負の世界に身を置いているのは同じ。中学時代(生駒ボーイズ)からの先輩で、1年から主力だった瀬千皓(3年)から名門・天理の4番を継承した責任もある。「この大会は近畿大会で優勝して、甲子園出場を決めたい。最終的には日本一になるというのが目標」と力強く宣言した。

続きを表示

2021年9月5日のニュース