阪神劇勝の陰の立役者は糸原だ 持ち前の粘りで4球ファウル→8球目を左前に運び大山につないだ

[ 2021年9月5日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神4-3巨人 ( 2021年9月4日    甲子園 )

<神・巨(17)>9回、糸原はビエイラ(右)から左前打を放つ(撮影・成瀬 徹)
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 劇的サヨナラ勝ちの陰の立役者は阪神・糸原だ。9回先頭で打席に立つと、159キロを連発した剛腕・ビエイラを相手に持ち前の粘りを発揮。カウント1―2から4球ファウルした後の8球目をしぶとく左前に運び、大山につないだ。

 「追い込まれて、あんなに速い球もあって、低めの球を見逃して、というのはなかなか誰でもできることじゃない。健斗の良さがしっかり出た」

 2試合ぶりに5番で起用した矢野監督も絶賛した一打。第3打席までは凡退していた中で、さすがの存在感を見せつけ、代走・植田に後を託してベンチで歓喜の瞬間を迎えた。春季キャンプ中から、お互いにイジり合う仲!?の井上ヘッドコーチも「糸原だよ。糸原が呼んでくれたサヨナラだ」と脱帽した。

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2021年9月5日のニュース