西武ナインが松坂に「おつかれさま」 西口コーチ「これが本当に高校生の球なのか」

[ 2021年7月7日 16:54 ]

松坂大輔投手(左)と西口文也投手コーチ(2004年撮影)
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 西武の松坂大輔投手(40)の引退発表を受け、02│06、20、21年と7年間チームメートだった栗山巧外野手(37)、中村剛也内野手(37)。そして、ともに「投手王国」を築いた西口文也投手コーチ(48)、豊田清投手コーチ(50)がコメントを発表した。

 ◆栗山巧

 松坂さんは大活躍された先輩ですし、僕も一緒にお立ち台に立つのが目標でした。(05年、自身の出場機会が増えたが)当時はまさか松坂さんと同じユニフォームでプレーできると思っていなかった。緊張したことを覚えています。不思議な気分でしたね。(西武に復帰後)また一緒にプレーできるとも思っていませんでした。松坂さんの今季限りの引退を聞き、非常に残念という想いです。「本当にお疲れ様でした」と言いたいです。

 ◆中村剛也

 自分にとっては憧れの存在であり、スーパースター。そんな松坂さんが引退を表明されて、やっぱり寂しいです。
 ライオンズに戻ってきて、松坂さんのバックで守りたかったな、と思います。アメリカに行く前も一緒にプレーさせてもらいました。あの時は僕がエラーばっかりして迷惑をかけていました。
 それでもチームを勝利に導いてくれていましたので、それが松坂さんとの一番の思い出です。

 ◆西口文也コーチ
 
 大輔も僕ら以上に悔しい想いをしていると思います。彼が入団1年目のキャンプで大輔の球を見て「これが本当に高校生の球なのか」と驚いたことを思い出します。
 一緒にローテションを回った時期は、大輔が投げる試合を楽しみながら見ていました。常に1人で9イニング投げるんだ、という気持ちですね。何があっても全力で投げる大輔の姿が印象に残っています。あと、バッティングも一流でしたよ。
 まずはここまでライオンズのため、そして野球界のために頑張ってきた大輔に「お疲れ様」と言いたいです。
 
 ◆豊田清コーチ

 大輔もこのタイミングで決断をするのは、辛かったのではないかと思います。彼とは一緒にプレーもしましたが、印象深いのは僕が抑えになった時。しんどい時期もありましたが、大輔が先発する時は(完投してくれるので)「今日は休めるかな」と思ったものでした。
 大輔には本当に助けてもらいましたし、一緒にプレーをしていて本当に心強かったですね。今は「本当にお疲れさまでした」と言いたいです。

 ◆赤田コーチ

 僕ら世代の代表でもありますし、みんなの目標でもありました。(印象に残っていることは)入団したときは一軍で一緒にお立ち台に上がりたいね、という話をしていたことですね。それは最後まで叶いませんでした。
 ただ、一緒にライオンズでやっていた中で本当に味方で良かった、と思わせられる投手でした。引退は誰しもが迎えるものですが、それがこのタイミングだったのかな、と思っています。今は「お疲れさま」と言いたいです。

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2021年7月7日のニュース