大谷翔平 4勝目の権利 5回まで2安打1失点、自ら同点二塁打も放つ!勝てば日米通算50勝

[ 2021年7月7日 12:00 ]

ア・リーグ   エンゼルス―レッドソックス ( 2021年7月6日    アナハイム )

<エンゼルス・レッドソックス>今季10度目の投打同時出場したエンゼルス・大谷(AP)
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 エンゼルスの大谷翔平投手(27)は6日(日本時間7日)、本拠地アナハイムでのレッドソックス戦に「2番・投手」で投打同時出場。5回まで2安打1失点に抑え、チームはリード。打っては、自ら同点二塁打を放った。勝利投手になれば、日米通算50勝となる。

 今季13度目の先発登板で、投打当時出場は10度目。球宴前最後の登板で、初回は1死三塁からマルティネスに左犠飛されて先制点を許した。自らのバットで同点に追いつき、女房役のスタッシの左越え2ランで2点を勝ち越した直後の2回と3回は3者凡退に抑えた。4回は先頭のバーデューゴに左翼線二塁打されたが、後続を抑えて無失点。5回も3者凡退で無失点に抑えた。6回は2死三塁からマルティネスに左前打されて1点差に迫られた。味方打線が2得点しリードが3点に広がった直後の7回は無死二塁のピンチを背負ったが、無失点で切り抜けた。勝利投手になれば、4勝目で渡米1年目の2018年に記録した自身最多勝利数に並び、日米通算50勝となる。

 前回登板の6月30日(同7月1日)のヤンキース戦では「1番・投手」で投打同時出場したが、1回持たずに今季最短の2/3回で2安打5四死球7失点降板しベンチに退いた。味方打線が逆転し、黒星はつかなかったが、屈辱的なKO劇だった。打っては1打数無安打で全くいいところがなかった。

 打っては、1点を追う初回無死二塁の第1打席は、1ストライクからイオバルディの外角低めのスプリットを捉え同点の右翼線適時二塁打。4日(同5日)のオリオールズ戦から続く連続試合安打を「3」に伸ばした。2回2死二塁の第2打席は見逃し三振、5回無死二塁の第3打席は三飛、右腕ワークマンと対戦した6回2死満塁の第4打席は空振り三振だった。

 この日、大谷は6月に続き今季2度目の週間MVPを受賞。週間MVPの対象成績となった6月28日~7月4日の大谷は打者として6試合に出場し、打率・286、2度の1試合2発を含む6本塁打、8打点、1盗塁を記録した。

 27歳の誕生日だった前日5日(同6日)の同カードでは「2番・DH」で打者として先発出場し、5打数1安打。この日の試合前までの通算成績は、投手は12試合で3勝1敗、防御率3・60、打者は79試合で282打数78安打67打点、31本塁打、12盗塁で打率・277となっていた。

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