エンゼルス・大谷 球宴「二刀流」決定 あるぞ日本人95年野茂以来の先発マウンド

[ 2021年7月7日 02:30 ]

エンゼルス・大谷(AP)
Photo By AP

 エンゼルスのマドン監督は5日、大谷がオールスター戦(13日=日本時間14日、デンバー)で、投打二刀流でプレーすると明言した。レッドソックス戦前に「投げることについては結論が出ている」と語った。ア・リーグを指揮するレイズのケビン・キャッシュ監督と既に話し合っており、登板する場合は1イニングの見込みだという。

 気になる起用法だがマドン監督は「どう投げるかについては結論が出ていない。先発で投げるのか、途中から登板するのかいろんな方法がある」と話すにとどめた。ただ、選出されている先発投手8人で本命は不在。登板間隔も中6日と十分あり、大谷が先発マウンドに抜てきされる可能性も十分ありそうだ。

 先発野手を選ぶファン投票でアDH部門で選出された大谷は、史上初の投打同時選出。先発投手としては選手間投票5位での選出ながら、同1位のコール(ヤンキース)は粘着物質の不正使用疑惑の渦中。球宴3日前の10日(同11日)に先発することからも大役を担う可能性は低い。19年の先発で昨季サイ・ヤング賞に輝いた右腕ビーバー(インディアンス)は右肩甲下筋の張りで負傷者リスト(IL)に入っている。

 大谷は前日の本塁打競争にも日本選手初の出場が決定済み。球宴で先発すれば日本選手では95年野茂英雄(ドジャース)以来の快挙となり、注目される。

続きを表示

この記事のフォト

2021年7月7日のニュース