好調オリの杉本&山本が6月の月間MVP「独占」受賞 会見では、息の合った「掛け合い」も

[ 2021年7月7日 13:00 ]

6月の月間MVPに選出され、ガッツポーズを決めるオリックス・杉本(右)と山本
Photo By 代表撮影

 セ・パ両リーグは7日、6月度の「大樹生命月間MVP賞」を発表。パ・リーグは投手部門を山本由伸投手(22)、打者部門を杉本裕太郎外野手(30)とオリックス勢が受賞を果たした。オリックス勢の同時受賞は19年7月の山岡、吉田正以来。

 杉本は6月度、リーグトップの打率・375、19打点、同2位の5本塁打を記録。ラオウのニックネームで知られるだけに「奇跡のような1カ月だったというか…我が生涯の1カ月で一番、調子が良かったです」と話し、爆笑を誘った。好調の要因を「前後の打者が、自分がもし打てなくても打ってくれているので、あまり気負う事なく気楽に打席に立てた。それが良かったかなと思います」と分析した。

 山本は6月、4試合に先発し、3勝(0敗)、防御率0・64、39奪三振といずれもトップの成績をマーク。「1カ月しっかり頑張れたという事で、とても嬉しいです」と話した。オリックス勢の投打同時受賞について「チームにとっても、いい事だと思いますし、杉本さんはチームメートにも愛されている。そういう選手が活躍するとチームもノってくる。そういうのも含めて、凄く嬉しい」と満面の笑顔だった。

 会見で山本が「僕の試合は杉本さんがよく打ってくれているので…」と切り出すと、隣の杉本が「そうそう、やっと言ってくれた」と合いの手を入れるなど、息もピッタリ。25年ぶりのリーグ制覇をかける後半戦に向け、杉本は「まだ半分。ここから暑い時期も来るので、何とか最後まで調子を維持してチームの勝ちに貢献したい」と力を込め、山本は「まだ試合が半分あるので、しっかり一戦、一戦、勝ち星を積んで、どんどん上に、上に行けるように頑張ります」と話した。

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2021年7月7日のニュース