中日・福留 98年ドラフト最後の現役として使命感「僕が少しでもやれるよう頑張っていけたら」

[ 2021年7月7日 21:05 ]

セ・リーグ   中日1-3巨人 ( 2021年7月7日    東京D )

<巨・中13>2回1死、先制ソロ本塁打を放つ福留(撮影・尾崎 有希)
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 ベテランが健在ぶりを見せつけた。

 中日・福留が古巣復帰後、初となる先制弾。2回1死から山口俊の高め直球を右中間へ運び「追い込まれていたので何とかしようと速い球を待っていた。あんなに飛ぶと思わなかった」。中日では07年7月3日の広島戦以来、5118日ぶりの一発でレフトスタンドを沸かせた。

 98年ドラフトの同期入団で04年アテネ五輪や06、09年WBCで日本代表として戦った西武・松坂が引退を発表。「年上の僕から見ても誰もが憧れるスーパースター。心底勝ちにこだわってやる野球大好きな投手。後ろで守っていても伝わってきた」と日の丸を背負ってともにプレーした当時を振り返り「(引退を)自分で選べる数少ない選手。彼の決断なので寂しいが、まずは体を治して」とねぎらいの言葉を述べた。

 福留、松坂をはじめ阪神・藤川や広島・新井ら98年ドラフトはタレント揃いで「励みになった」と“同期”の活躍を刺激にしていた。同年ドラフトの現役選手は残り1人となったが「僕が少しでもやれるよう頑張っていけたら」と球界最年長44歳は現役続行へ強い意志を示した。

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2021年7月7日のニュース