巨人・原監督「2番、3番、4番…しか打ってないぐらいでしょ?」わずか3安打での竜倒に苦笑い

[ 2021年7月7日 21:22 ]

セ・リーグ   巨人3―1中日 ( 2021年7月7日    東京D )

<巨・中13>勝利しファンに手を振る原監督(撮影・木村 揚輔)
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 巨人は3―1で中日を下し、連敗を2でストップ。貯金を13に戻した。先発右腕・山口が7回途中1失点で復帰後の東京ドーム初勝利となる今季2勝目(1敗)。先制された直後の2回に主砲・岡本和が25号同点弾。4回には中前打で出塁した先頭・坂本を一塁に置いて丸が勝ち越し、そして決勝の10号2ランと巨人はわずか3安打ながら、そのいずれもが得点という“省エネ白星”となった。

 この日は1番・梶谷、2番・坂本、3番・丸、4番・岡本和、5番・ウィーラー、6番・松原…と新オーダーを組んだ原辰徳監督(62)は「ヘッドコーチはじめね、少し1番、2番(松原、ウィーラー)があんまり動いてないっていうところで少し打線をいじろう、と。分かりました、ということでこういう形になりました」とまずは新打線の狙いを説明。先制された直後に飛び出した岡本和の同点25号には「いやいや、もう…ね。きょうはもう2番、3番、4番…しか打ってないぐらいでしょ?ですから、貴重な1点であり、丸のホームランも大きかったですね」と試合を振り返った。

 丸は真ん中低めの難しいツーシームを逆方向の左翼スタンドに叩き込んだ。原監督は「ねえ!気持ちは多分センターにいってたんでしょうけど、それが、ポイントがやや食い込まれたっていうところでレフトへ飛んでいってる。もう理想形の形だと思います」とし「そこが丸の長所でありね。そういう点では、まぁ、本来のバッティングというものに非常に近づいてきているんではないかというふうに思っています」と目尻を下げた。

 7回途中1失点の山口については「テンポもいいし、コンディションも非常に良さそうですしね。ゲームを作るという全体のリズムも非常に良くなるし。いい形で入ってくれていると思います」と原監督。3連戦勝ち越しがかかる8日は21歳右腕・直江が今季初先発するが「あすは特に若い投手が放りますんで、何とか先制、中押しという形に進めていきたいなと思います」と話していた。

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2021年7月7日のニュース