巨人・山口「いつ見ても最高」復帰後、東京ドームでの初白星に満面笑み「すごい投げやすい」

[ 2021年7月7日 20:53 ]

セ・リーグ   巨人3―1中日 ( 2021年7月7日    東京D )

<巨・中(13)>投打のヒーロー、丸(左)と山口は七夕の飾りを手に笑顔を見せる (撮影・森沢裕)
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 米大リーグのジャイアンツ傘下3Aサクラメントを退団し、2年ぶりに巨人へ復帰した山口俊投手(33)が中日戦(東京D)で復帰後3度目の先発登板。7回途中6安打1失点と粘り強く投げ、今季2勝目(1敗)をマークした。

 2回に球界最年長選手、44歳の福留に今季1号ソロを被弾して先制を許したが、失点はそれだけ。味方打線は先制された直後の2回、主砲・岡本和の25号ソロであっという間に追いつくと、4回には安打出塁の先頭・坂本を一塁に置いて丸が初球を左越え10号2ランして勝ち越し、これが決勝点となった。

 山口は復帰登板となった6月23日のDeNA戦(富山)は6回途中5安打1失点好投と“地方の鬼”の健在ぶりを見せつけて復帰星。本拠・東京ドームでの登板となった同30日の広島戦は自身2度目のノーヒットノーランまであとアウト5つとなった8回1死から伏兵・野間に2年ぶりアーチを打たれ、8回1安打1失点で敗戦投手となった。この日は復帰後、東京ドームでの初白星。久々に上がった本拠でのお立ち台から見る景色について聞かれると「いつ見ても最高ですね!」と会心の笑みを浮かべた。

 「2アウトから毎回ランナーを背負うピッチングでしたけど、何とか最少失点で抑えられて良かったです」。3回は2死から京田の安打と大島に四球で一、二塁。4回は2死から木下拓に二塁打。5回は2死から京田、大島に連打で一、三塁。6回も2死から木下を四球で歩かせた。だが、いずれも要所を抑えて失点せず。「すごい投げやすいですし、やっぱり内野、外野。多くのファンの方の声援のおかげで後押しされて投げれてます」と東京ドームのマウンドを振り返り「途中加入ですし、僕自身、結果。勝つことしかないと思ってるんで、また1勝1勝しっかりチームに貢献できるように頑張っていきます」と話していた。

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2021年7月7日のニュース