西武、松坂の引退を正式発表 渡辺GM「体調面、精神面で万全とは言えない状況…回復した段階で会見を」

[ 2021年7月7日 08:00 ]

今季限りでの引退を決断した西武・松坂
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 西武が7日、松坂大輔投手(40)が今季限りで引退することを正式に発表した。

 球団は「松坂大輔投手は今シーズン限りで現役を引退することとなりました」と引退を正式発表。会見の日時等は現時点では決まっていないという。

 昨年、西武に復帰したが首の痛みと右手のしびれが強くなり7月5日に「脊椎内視鏡頸椎手術」を受けた。今年、復活を目指したが右手のしびれが抜けず、今季の公式戦での登板はなかった。

 通算成績は日本で218試合に登板して114勝65敗1セーブ、防御率3・04。大リーグでは158試合で56勝43敗1セーブ、防御率4・45。五輪やワールド・ベースボール・クラシック(WBC)でも日本代表のエースとして活躍した。

 発表に際しての、渡辺久信GM(55)のコメントは以下の通り。

 このような決断に至り、本人も大変悔しい思いをしています。 昨年7月に手術を受け、それ以降も「メットライフドームで勝利する」ということを目標に大輔自身、厳しいリハビリに耐えながらここまでやってきました。

 ライオンズファンに自身の姿を見せることができていない日が続き、体調面もなかなか向上せず、ずっと苦しい思いをしてきたと思います。

 実際、今年もここまでずっと、球団施設などで毎日復帰に向けて必死にリハビリやトレーニングを重ねる大輔の姿がありました。 大輔は現在、体調面、精神面でも決して万全とは言えない状況です。

 ただ、体調面、精神面が回復した段階で会見という形で、皆さまの前で本人から気持ちを話すことができると思います。

 今は双方の回復に専念をさせていただきたく、ぜひ皆さまには彼のことを引き続き、温かく見守っていただけますと幸いです。

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2021年7月7日のニュース