松坂「大輔」由来の日本ハム・荒木コーチ「凄くいい時を過ごせた4年間だった」 

[ 2021年7月7日 14:41 ]

日本ハムの荒木大輔投手コーチ
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 日本ハムの荒木大輔投手コーチ(57)が、現役引退が発表された西武・松坂との思い出を語った。松坂の名前は、甲子園を沸かせていた早実のエース・荒木に由来する。その縁で評論家時代に対談企画を持ち、04年からは西武投手コーチとして指導する立場になった。

 「取材などでいろいろ話をさせてもらっていた選手と同じユニホームを着られたのはうれしかった。凄くいい時を過ごせた4年間だった」

 コーチ時代に印象に残っているのは「代わることが嫌いで、とにかく投げ切る」という松坂の姿。「彼が先発するときは中継ぎが休める。助けられた」と振り返る。

 出会いに深い縁があるためか、「彼の悪い面も気になってしょうがなかった」という。「茶髪や服装、時間のルーズさ。挙げればきりがない。かなり厳しく言ってきたつもり。ただ、野球に関してはしっかりやれる子だった」。平成の「大輔」と運命を交錯させた昭和の「大輔」は「寂しさはあるけど、この世界はこうなっていくもの。彼がやってきたことを若い選手は絶対見てきたと思う。それを生かしてくれれば、彼は大きな役目を果たしたんだと思う」と労をねぎらった。

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2021年7月7日のニュース