【大谷と一問一答】今季4勝目も「まだまだベストの中のベストではない」「打撃も投球もむきにならずに」

[ 2021年7月7日 20:04 ]

<エンゼルス・レッドソックス>今季10度目の投打同時出場したエンゼルス・大谷(AP)
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 エンゼルスの大谷翔平投手(27)が6日(日本時間7日)、本拠地レッドソックス戦に「2番・投手」で出場し、7回を投げて5安打2失点、4三振で今季4勝目を挙げ、日本時代の42勝を含め日米通算50勝とした。打者では4打数1安打1打点、1得点で2三振だった。以下、試合後の主な一問一答。

 ――ジョー・マドン監督が力まずに投げていたと話していた。
 「メカニック的も良かったですし、リズム的にもテンポも良かったと思います」

 ――本拠地エンゼルスタジアムでは防御率1点台。
 「広いというのもあると思いますし、外野手は今日みたいに取ってくれることがあるので。そういうところもあるかなと思います」

 ――捕手スタッシと今季初登板以来のコンビ。
 「丁寧に捕球してくれてましたし、コースもワンバウンドも丁寧にやってくれて。そこが印象的で、すごい良かったなと思います」

 ――打席では初回に同点二塁打を放った。
 「初回に関しては良かったと思うんですけど、やっぱり(6回)2死満塁のところでゲームを決められるか、決められないか。主軸としては、あそこで1本欲しかったなというところかなと思います」

 ――70マイル以下のカーブがあった。
 「数多くメインで投げる球かどうか分からないですし、今後次第かなというところもあると思うんですけど、基本的にカーブを狙う打者は僕の場合はいないと思うので。取りやすい球種かなと思います」

 ――カーブが多くスプリットが少なかった。フィジカルの負担は減るのか。
 「むきに三振を取らないようにと気をつけていたので。そういう意味でもいい球数で調整できましたし、ゲームメークとしては悪くない試合だったかなと思います」

 ――前回登板から明らかに制球力が良かった。
 「慣れている(マウンドの)傾斜でもあるので、メカニックが崩れることもあまりないかなとは思いますし。ロード(敵地)に行けば慣れないマウンドに対応しないといけないので。そういう意味では崩れる可能性が多少なりとも上がるかなと思います」

 ――1プレーごとの歓声が大きい。
 「ただただ、ありがたいなという気持ちですし、声援をもらえればもらえるほど選手は頑張れると思うので。僕に限らず、みんなそんな気持ちでやっているかと思います」

 ――史上最高の野球選手としてシーズンを送っているという声もある。
 「(シーズンが)終わってないので、そこはわからないですけど、精いっぱい頑張りたいです。チームとしてもいい流れで来ているので、それを維持しつつ、個人としても、もっともっと頑張りたいなと思っています」

 ――むきに三振を取らないと話していた。打たせる投球と何が違うのか。
 「球数は表裏一体のところがあるので、見逃しだったり空振りだったりは球数がかさんでしまうことがあると思うので。今日は首位のチーム。強いチームというか、良い打線なので。全員が良い打者だと認識すること、そこでむきにならないことが大事かなと思います」

 ――中堅手ラガレスが本塁打性の当たりを好捕した。なんと声をかけたか。
 「ナイスプレーというだけですけど。素晴らしいプレーでしたし、個人的にもチームとしても、今日の試合を決める大きなプレーだったと思います」

 ――レッドソックスのアレックス・コーラ監督が2018年から投手として成長していると話していた。
 「打者としても投手としても1年1年、勉強させてもらっていますし(相手先発の)イオバルディ投手も良い投手なので。打席の中で勉強したことを投手につなげることが大事かなと思う。その逆もまた然りかなと思っています」

 ――今季は変化球の精度の成長を実感しているか。
 「カット(ボール)はあんまり投げていなかったりとかしていたので、慣れない球種というか、データが少ない球種はやっぱり打ちにくかったりするので、そういうところは多少あるかなと思うんですけど、そんなにリハビリの段階から実戦で投げてきているわけではないので、まだまだベストの中のベストではないんですけど。そこに近づけるように1球種1球種大事に練習したいなと思います」

 ――長打力が極端に増え、今季2度目の週間MVP。
 「打撃も投球もやっぱりむきにならずに、打撃は特にですけど、ストライクを打つというシンプルな状態を維持できれば。必ず良い成績が残るかなと思っているので。どんな状況でも冷静にボールは見逃して、ストライクを打つというシンプルな考えでいければいいかなと思っています」

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2021年7月7日のニュース